私が寝ている間に、えっちないたずらをしてくる幼馴染 (Page 3)
食後、簡単に片付けを済ませると、漫画を貸すべく二人で私の部屋に入る。
幼馴染じゃなかったら緊張しそうな場面だが、今更この程度ではお互い動じない。
というより、遊ぶといったら昔から私の部屋だったのだ。
「はい、これで全巻」
収納の奥から引っ張り出した二十巻ほどの漫画を受け取り、庄は驚いた顔を見せた。
「そんな奥にあったのか、どうりで見たことないわけだわ」
「結構前に完結したからね」
言いつつ、私もパラパラとめくる。奥にしまってからは、私も読んでないのだ。
大河系少女漫画とでもいえばいいのか、タイムスリップしてしまった少女の運命を描いた作品で、一時期かなりハマって一気に集めたのである。
「おい、読むなら途中の巻からにしろよ。こっちは初めて読むんだぞ」
「ごめんごめん、はい一巻」
庄に持っていた一巻を渡し、自分も適当な巻を手に取る。
二人きりというシチュエーションに胸を高鳴らせたことさえ忘れ、私はベッドで、庄は勝手に愛用しているクッションを抱き込んで、そこからはそれぞれ熟読の姿勢に入ってしまった。
*****
どのくらい時間が経ったのだろうか。
気がつくと、庄が私を見下ろしていた。
しかし、感覚でなんとなく「これは夢じゃないかな」と思う。
だって、庄の距離が近すぎる。これではまるで、押し倒されてるみたいだ。
途中の記憶が曖昧だし、おそらく私は漫画を読んでいて寝落ちしてしまったのだろう。
寝言とかいわないといいな、とか考えながら、私は庄に手を伸ばしてみた。
夢ならば、これくらい許されてほしい。
「瑞月…」
庄の顔が近づいてくる。
ふにっと柔らかく唇が合わさり、下唇が吸われた。
私もお返しに、庄の上唇を食む。二人とも、どことなくいなり寿司の味がする辺り、なかなか現実味がある。
ちゅっちゅとお互いの唇を吸い合い、隙を見つけた庄の舌が私の口腔内に入り込んできた。
歯列がなぞられ、誘われるままに舌を出すと、じゅるるっと強く吸われる。
「瑞月、唾液飲んで」
言われたとおり、降りてきた庄の唾液を、こくんと音を立てて飲み込むと、まるで媚薬でも飲んだかのように、私の身体はじりじりとした気持ちよさに包まれ始めた。
「いいこ」
ほめられた。
嬉しくて、庄の首の後ろに手を回し、引き寄せる。もっとキスがしたい。
庄は私に深く口づけながら、服の中に手を侵入させた。
ブラトップのインナーはあっさりずり上げられ、ふるんっとおっぱいが庄の眼下にさらされる。
「やっ、恥ずかしい…」
「なんで?いつもしてるじゃん。さっきはできなかったから、舐めてあげる」
さっき?
庄の言葉に疑問を抱きつつ、私は庄の手管にすっかり翻弄されていた。
幼馴染と・・・自分の初めてとシンクロするところが多くて思い出しました
まにゅ さん 2021年7月13日