そんなところに入れないで (Page 2)
多忙な智弘は遅くなったとしても、必ず家に帰り、同じベッドで眠った。疲れを癒すと、早朝から真昼間、夕方や深夜も問わず、美月の身体をむさぼった。
智弘は美月の身体に溺れ、飽きることなく抱き続ける。そして、処女を捧げた美月も、智弘のねっとりとした愛撫に溺れ、求め続けていた。
そんなある日の営みで、美月の蜜壺に背後から太いペニスを打ち付けながら智弘が言った。
「美月は、こうやって、尻を掴まれると、気持ちよさそうだな」
「…あッ、あッ、言わないでぇ!好きィ!」
「何が好きなんだ?」
「智弘さんが好きなんですぅ…アッ、ひっ」
「俺のチンポが好きなんだろ!」
智弘は美月の奥深くにグリグリと押し付けた。
「ひっ…、智弘さんッ、ぁあッ、ぁんっ!奥ッ!すごいっ!」
いやらしい水音が寝室に響き渡り、美月は絶頂を迎えようとしていた
「ほら、こうして…」
「…智弘さぁん…?」
腰を両手で掴んで打ち付けていた智弘は、グッと親指に力を入れると、美月の尻穴のシワを広げるようにした。
「…ぁあッ!…ゃ…嫌、…やめて、広げないでぇ…!」
「恥ずかしいか?美月は恥ずかしいと気持ちよくなっちゃうからなぁ。尻穴ヒクヒクさせちゃって、丸見えだぞ」
「ぁ、あァッ…、智弘さぁん、意地悪しないでぇ…」
美月は、無意識に智弘を締め付けているのに気づいて、赤面した。
――私…、智弘さんにお尻の穴見られて悦んじゃってる…
「尻穴見られて喜ぶなんて、美月はアナルの才能がありそうだね」
「ぁあ…!智弘さん…」
美月は図星で、混乱しながらも、次のセックスへの期待で、身体の奥が疼くのがわかった。
智弘は、恥じらう美月を愛らしく思いながら、ゆっくりピストン運動をして焦らし、右手の指先で、ヒクヒクとうごめくかわいらしいすぼまりをそっと撫でた。
*****
そんなことがあってから数日たち、とうとう美月のすぼまりに、智弘は一本目の指を挿入したのだった。
本来は排泄器官であるデリケートな場所だから、念入りに準備をした。そして、本当にプレイを中止して欲しい時には、ベッドでは言わないような、合言葉を決めていた。その言葉を言えば、プレイは即座に中止する約束だ。
だから、その合言葉以外の美月の叫びは、快楽から漏れているものに過ぎないということが、お互いにわかっていることがさらに興奮を誘った。
「美月が嫌って言うたびに締まるし、恥ずかしそうな顔がたまらないな…」
「イヤ…嫌なのぉ…」
「まだ言うのか、美月はどうしようもない嘘つきだな。初めては誰でも不安なものだからね。本当にやめてほしいなら、合言葉をいつでも言っていいんだよ」
「ンンッ…ぁあ…、はぁ」
「本当は気持ちいいんじゃないのか?…なぁ?」
「ぁァッ?!ぁ!…急に…抜かないでぇ!!!…ひっ!」
智弘は、奥まで差し込んだ指を、アナルから一気に引き抜くそぶりをしてから、またズブズブと根元まで押し込むと、美月はゾクゾクとする快感が背中を走るのを感じ、甘い声を漏らした。
「…と…智弘さぁん!」
「へぇ、これが気持ちいいんだな」
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