アクセサリーは淫らな贈り物 (Page 4)
パチンと留められたときは一瞬鋭い痛みが走って体が跳ねたけど、そのあとじっくりと時間をかけてネジを締められるとお腹や脚に力が入り背が反っていく。
「うぅ…」
鈍い痛みがじわじわと広がり、ジンジンとした鈍い痛みに変わり、ネジで締め上げられた乳首は押しつぶされて変形しているのが見てとれた。
「もう片方も付けようね」
言葉だけは優しげに、けれども獰猛(どうもう)な肉食獣のような目をした吉沢さんが、さっきとは違って手早くイヤリングを取り付ける。
「あぁ、本当に綺麗だよ。しかもとびっきり…ヤラシイ」
最後は耳元で囁いて、そのまま舌で耳をねぶられる。
「あっ…ああ。耳舐めちゃ…やぁ!」
ぴちゃぴちゃ。ハァハァ…。じゅぶじゅぶ。フゥ…。じゅるじゅる。
ダイレクトに伝わる水音に混じって、私のものとも彼のものともしれない荒い息遣いが室内に響く。
卑猥な音に合わせるかのように無意識に腰が揺れ、シャラシャラと鎖が音を立てる。
「も、もう無理っ…触って…っ!」
ここまできたらすることなんて一つしかないのに、吉沢さんは耳をなぶり、頂に触らないよう乳房を柔らかく揉むだけで先に進んでくれない。
彼の言葉を忠実に守って自分からは動けない私は、彼に動いてもらうために懇願することしかできない。
「どこをどう触ってほしいのか、詳しく、ちゃんと言葉にして」
荒い息遣いから彼だって我慢してることがわかるのに。それでもすぐに欲しいものをくれない吉沢さんは、こういうときは本当に意地悪だ。
「お腹の奥が切ないの…指を突っ込んで出し入れして!」
堪えきれず恥ずかしさをかなぐり捨てて請えば、さっきより増やされた指が膣に差し込まれバラバラに動かされる。
「あっあっ…!いいっ!!」
まだ動かすことを許されない脚に力が入り、自然と中を締め付けてしまう。
その締め付けをものともせずに三本の指がヒダを掻き分けて奥に進み、すでに知られている私のイイところを存分にいたぶっては、爪を押し付けるようにしてヒダを撫でて入口へと戻っていく。
激しく指を出し入れしたかと思えば、引き抜くギリギリのところで指を広げて入口を解しつつ、親指でクリトリスの皮を剥いていく。
その強烈な刺激に脚がガクガクと震えて、自分でもわかるくらい膣が動き出した途端、吉沢さんは指を抜いてしまった。
「いやっ!抜かないでっ!」
咄嗟に引き止めてしまったけど、後ろから押し付けられた硬いモノに気付いて熱い吐息がこぼれた。
吉沢さんの、おっきくなってる…。
「そろそろ僕も限界」
そう言った彼は、私の手を取って寝室に向かって歩き出した。胸につけられた鈴が、まるで嬌声のような高い音を奏でる。
「もう好きに動いていいよ。でもアクセサリーは付けたまま…ね」
彼の作ったアクセサリーをまといながら今日も私は淫らに鳴くことになるのだろう。
彼とのセックスは、彼のアクセサリーなしには始まらない。それが二人の暗黙のルールなのだ。
Fin.
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