アクセサリーは淫らな贈り物 (Page 3)
「ふ…ふぅ…」
浅く息を吐いて衝撃をやり過ごす。
私がこぼした愛液でたっぷりとぬめりをまとった吉沢さんの指は、圧迫感はあるものの痛みを与えることはない。
膣の中を好き勝手に擦り上げ、軽く曲げた指先でトントンと壁を叩く。
最初の衝撃を乗り越えた私にとって、それはとてももどかしく、じれったい。
それでもお腹の奥の切ないところが、どんどん愛液を作り出しては送り出しているのを感じる。
「言葉で責められて。乳首つねられて。それでこんなにすんなり指を咥えこんじゃうくらい濡れるんだから、美桜は本当に淫乱だね」
ひどい言葉を言われているはずなのに、その合間に首筋や肩に落とされるキスが優しくて。そのギャップが私の脳を混乱させる。
思わず手を伸ばして彼の髪を撫でれば、即座に手首を掴まれて動きを封じられてしまった。
「前にも言ったよね。僕のアクセサリーだけを身に着けているときは、僕が言ったことしかしちゃダメだって」
視線を鋭くした彼に鏡越しに叱られると、ゾクリとした快感が背筋を駆け上った。
「おやおや。叱られたってのに君の中はさっきよりビチョビチョで、うねって僕の指をもっと奥へと誘ってくるんだけど?」
自分でも把握できない膣の動きを教えられて顔が赤くなるのがわかった。
恥ずかしい…でも、もっと…。
鏡に映る私は、瞳は潤み頬は上気して、すっかり欲情したオンナの顔をしてる。
その姿から目を反らすなというように吉沢さんの手が私の顎を掴んだ。
「このまま自分の姿を見てて。目を閉じたり反らしたりしちゃダメだよ」
そう告げて指を引き抜いた彼が離れていく。そしてアクセサリーケースから何かを取り出して戻ってきた。
彼の手の中にあったのは、真紅のガラスストーンの下から長さの異なる四本のチェーンが伸び、その先端に星型のチャームが三つ、小さな鈴が一つ付いたイヤリングだった。
「これ、どこに付けると思う?」
私の目の前にそれを掲げた彼が鈴を鳴らしながら楽しげに問うてきたけれど、彼から贈られたピアスを付けている耳たぶのわけがない。
「ほら、答えて。どこだと思うの?」
今までの経験から意図を察してしまった私は、痛みへの恐れとその先にある快感を予想してしまい、期待で腰が震えた。
「む…胸、で…うぐぅ!」
恥ずかしさから明言を避けて答えたら、左の乳房をアクセサリーごと鷲掴みされ、ぐにぐにと形が変わるくらい力を込めて揉まれてうめき声が出た。
「こんな大きなところには付けられないよ。正確に答えて」
ひんやりとした声音に苛立ちが混じっているような気がして慌てて言い直す。
「乳首っ!乳首ですっ!」
今度の答えは合っていたようで、満足そうに頷いた吉沢さんが力を緩める。
けれども手を離すことはなく、乳房を絞るようにして乳首だけが指の間から出るように握ってきた。
そうしてビンビンに立ち上がった乳首に、片手で器用にイヤリングを取り付けた。
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