ドMがだだ漏れだ~社長と朝まで絶頂LOVE
台風の夜、停電でエレベーターに閉じ込められた社長の鈴原と秘書を務める美結(ミユ)。美結は昔から見た目と裏腹にドM過ぎる性癖で、彼氏に振られてばかり。社長は異常に鼻が利く体質でドMの匂いをかぎ分けることができると言い、密室でドキドキの夜が幕を開ける…。
「まったく、帰りが遅い日に限って台風直撃とはな…」
「まさに、今が雨風の一番強い時間帯だそうです」
「そうか…秘書の君にまで、こんなに遅くまで残業に付き合わせてしまってすまなかったな」
「いえ、社長をサポートするのが秘書の役目ですから。社長が気に病むことではございません」
「優秀な秘書のおかげで、毎日助かっているよ」
「社長に褒めていただき光栄です」
(私を褒めるなんて、珍しいこともあるものね…だから大荒れの天気なんだわ)
エレベーター内で、表情一つ変えずに社交辞令のような言葉を並べるこの男、鈴原洋一。
彼は我が社の代表であり、かなりのキレ者としてIT産業では有名な人物だ。
38歳の若さにして社長の座に付き、次々と企業買収を繰り返しては、自社を大きく成長させてきた。
細身のブランドスーツをスマートに着こなし、180cmを超える長身とオールバックにセットされた髪型は、洗練されており他者に威圧感さえ与える。
また、眼鏡の奥に隠された切れ長の瞳は冷たく光っており、整った顔立ちがより簡単に人を寄せ付けないオーラを醸し出していた。
私は、鈴原の秘書を務めてまだ1年しか経っていないが、彼がどれほど仕事に情熱を燃やし、取引相手への人身掌握術に長けているか見てきた。
しかしその反面、身近な人間には厳しく、仕事に対して1ミリの妥協も許さない。
私も徹底的にしごかれる毎日だ。
社長との会話もなくなり、順調に下の階へと降りていくエレベーター。
ゴッ、ガッタン!!
突然大きな音を立て、1度大きく揺れると足元をグラつかせ停止した様子だった。
そして照明も消えてしまった…。
「きゃぁ、なに!?」
「台風の影響で、停電でもしたのだろう」
しかし、停電よりも私を動揺させたのが今の状況だ。
私はエレベーターの揺れに身体をよろめかせ、思いもよらず社長の胸の中にすっぽりと収まってしまっていたのだ。
「すっすみません!」
「気にするな…」
慌てて離れようとする私に、社長の腕がきつく絡み付く。
「どうやら、緊急用のインターホンも照明も使えないようだな…」
「しゃ、社長?!」
「そんなに慌てて離れなくてもいいだろう?」
ぎゅっと抱き締められ、社長の愛用している少しスパイシーな香りの香水が、私の鼻腔と子宮を刺激した。
「高橋…君は…意外だな」
ふっと笑う社長の声に、訳がわからずにいた。
(社長が笑った…??あのポーカーフェイスで有名な社長が!?)
「どういう…意味ですか…?」
「君の見た目は、キリッとしていて、いかにもキャリアウーマンなクール系美人なのにだよ…」
「はっ?」
美人だと褒められているのに、その言葉の裏に隠された真意が気になって落ち着かない。
「だから、何ですか?」
少し焦ってしまい、つい語尾が強くなってしまう。
「君はドMだ、ってことだよ」
社長は少し屈むと、私の耳元でささやき、そのまま耳たぶを甘噛みしてきた。
「んんっ」
一瞬クールミントの香りがしたと思うと、私は唇を奪われていたのだ。
「んっ!はっぁ…んん」
身動きが取れない状態で濃厚な口付けが続き、キスの上手さに私は、全身の力が抜けてしまっていた。
「私は、とても鼻が利く体質でね…相手がMなのかSなのか嗅ぎ分けることができるんだよ」
「そんな…」
「君は、どうしようもないくらいのドMだね。イジメてほしいという欲求がだだ漏れだ」
「ちっ違います!何かの間違いです!!」
「そう?じゃぁ、私が合ってるかどうか…これから試してみようか」
また楽しそうな笑い声が聞こえると、さらに社長の抱き締める腕の力が強くなり、濃厚なキスの嵐に私は骨抜きにされた。
「社長…んんっ…だっだめぇ…」
社長の手が、タイトスカートを捲し上げ、ストッキング越しにお尻を撫で回し、弾力を楽しむかのようにお尻をもみくちゃにされた。
「だめ?本当に?無理やり私に犯されそうになって、興奮してるくせに…」
「やっ…んん…あっ!」
ストッキングを破られ、ショーツを乱暴にズラすと、長く細い指が、私の濡れた秘部を撫で上げた。
「ぁあんっ」
「可愛い声を出して…もうびしょびしょだ…こんなに身体は素直に喜んでいるのに、まだ嘘をつくのかい?」
「しゃ、社長…イジメないで…ください」
「嘘つき。もっとイジメてほしいの間違いだろ?ほら、ここはこんなにすごい濡れようだ」
「ふぁあ…んん…あっあっあっ…やだぁああ!」
ぐちゅんぐちゅんとはしたない音と水飛沫を上げて、私の秘部は痛いくらいにジンジン興奮しながら歓喜の涙を溢してる。
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