人妻の秘密~息子の家庭教師~ (Page 2)

「ちょうだい…」

ソファーに座った安田の上に跨ると、綾子は腰を沈め甘い吐息を漏らした。

「あ…すごくぬるぬる…安田君わかる…?」

向かい合う形で抱き合った二人は、激しくキスをした。

「ね…すぐ入っちゃいましたね…」

綾子は腰をくねらせている。

「…安田君にしてほしくて待ってたの…」

「…綾子さん、かわいい…」

安田はたまらず下から綾子を突き上げた。

「ぁあッ…!安田君…奥すごく気持ちいい…、でも、急がなきゃね…」

二人は時計に目をやりながら、腰を動かし続けている。

「はい…綾子さん…後ろを向いてください」

二人は体勢を変えるために立ち上がった。壁に向かい腰を突き出した綾子の奥深くを安田は貫き、激しく腰を打ち付けた。

どんなに声を押し殺しても、いやらしい水音は抑えられない。

静かな室内に響き渡る淫靡な音に交じって、子どもたちが帰り道で遊ぶ楽しげな声が外から漏れ聞こえる。

綾子の息子が帰る頃だ。

「ハア…ッ…綾子さ…ん、何回しても気持ちいい…イキそう…もっと中に入れていたい…」

安田が腰を止めるが、綾子は挑発的に腰を動かした。

「イって…?孝太郎が戻ってくる前に、中に出してぇ…」

「…綾子…さん!」

安田は綾子を後ろから抱きしめ、激しく腰を動かした。綾子は恍惚とした表情で、安田の方へ顔を向け、唇を求めた。

安田は綾子に口づけながら果てた。

――綾子は安田のペニスをゆっくりと引き抜くと、切りとって畳んでおいたトイレットペーパーで脚の間からこぼれ落ちる精液を受け止めた。

しわになりにくいスカートはもう元通りに綾子の豊かな肉体を覆っている。先ほどまでしていたことなど微塵も感じさせない。

安田はダイニングテーブルに用意されていた濡れタオルでペニスを拭くと、急いで衣服を整えた。

綾子は、もう何度も安田とこのような慌ただしいセックスをしているため、準備は抜かりない。

そのおかげで、リビングルームには、ものの数分で息子の家庭教師に微笑む母親と、真面目そうな家庭教師が佇むいつもの日常が戻っていた。

「…先生…来週も早く着いたら、遠慮せずに来てくださいね」

綾子の瞳が潤んでいた。

安田は綾子を見つめながら、いつものように了承したとき、インターホンが鳴った。画面には綾子の息子の孝太郎が笑顔で映っている。綾子がマイク越しに呼びかけた。母親の声だ。

「おかえりなさい、先生もういらしてるわよ」

綾子は解錠ボタンを押した。振り返ると、安田が思いつめた表情をしていた。

「どうしたの、先生?」

「…お…お母さん…」

安田はためらいがちに言った。

「…今度、…僕の使っていた図鑑や本をお譲りするので…ウチに来て選んでいただけませんか?…実家からたくさん運んだんです…」

綾子は、思わぬ誘いに目を見開いた。安田は、綾子にのめり込み、もう慌ただしいセックスでは物足りなくなっていたのだ。

「嬉しいわ…先生…」

綾子と安田は見つめ合うと、どちらからともなく唇を寄せ合い、舌を絡ませ目を閉じた。

Fin.

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