見習い執事はお嬢様の愛を知らない (Page 4)

「ル、ルルティア様?!」

「もういいと言っても、終わりではないわよ」

クリスが倒れ、ルルティアが身体を起こし、体勢が逆転した。

こともあろうか、そのままルルティアはクリスの身体へと跨った。

クリスの熱は、ルルティアの手の中に収まっている。

「ルル、ティア様……あの、そこまでは……!」

「初めに言ったでしょ。初めてだから私のここをしっかり潤しなさいと」

ぐち、と汁を垂らしているクリスの熱の先が、ルルティアのそこへとあてがわれる。

あまりにも淫らな光景に、クリスは思わず両手で目を覆った。

「だ、だめです、ルルティア様……!やっぱり僕には、ルルティア様と繋がることなんて……」

「私がいいと言っているのよ。あなたが自信を持つためにも、覚悟を決めなさいな」

ぞくりとした感覚が、クリスの下半身を通って背筋を走る。

熱の先端部分が、ルルティアの中に入ったのだ。

「は、あっ、ああぁあ!」

クリスの情けない声が、部屋内に響き渡る。

ルルティアの中にクリスの熱のすべてが収められ、その感覚に思わず声が出てしまった。

「ん、う……痛い……」

「ルルティア様!痛いのでしたら、もうやめ……」

「嫌よ、やめないわ!」

「ルルティア様!」

「年上の言うことはききなさい、よ……!」

「そんな……はっ、あぁあっ……あっ!」

拙いながらも、ルルティアは腰を動かす。

どこで一体そんなことを習ったのか、本当に初めてなのか、クリスの頭の中に様々な疑問が駆け抜けるが、それより下半身に受ける快感が強すぎてすべて吹き飛んでしまった。

ぬちぬちと粘液の音が響き、身体の繋がりが続いていることを自覚させられる。

「ん、は……あっ……ね、クリス……気持ちいい?」

「うっ……も、もちろんっ……です……」

「……よかった」

ルルティアの優しい声が聞こえた。

だがその声が聞こえるタイミングと今の状況が噛み合わないこともあり、クリスの熱はまた膨張する。

「あっ……んっ……」

漏れるルルティアの声に、クリスはずっと塞いでいた視界を開けた。

必死に快楽を貪るように腰を動かし、気持ちよさそうな顔をしているルルティアと目が合う。

「ようやく……目を開けたのね」

「ず、ずっと見ていたんですかあっ?」

「そうよ、あなたが可愛くて……あっ、あっ……」

いいところに当たるのか、ルルティアの動きが急に鈍くなった。

上下に動かされていた腰は、前後にゆっくりと動かされ、ルルティアの奥にぐりぐりと当たるように動かされた。

新たな刺激に、クリスの熱は爆発しそうになる。

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