熱帯夜のふたり~漏らしちゃいけないあえぎ声。なのにいじわるな彼が激しく突き上げてきて…~

・作

熱帯夜の夜、会社帰り。彼氏・弘の部屋に到着した美里。弘の部屋はエアコンが壊れていた。窓は全開。声を上げたら、外に聞こえてしまう。それなのに弘は激しく美里を愛撫してくる。美里は声をこらえ続けることができるのか…。

仕事帰りの暑い夜だった。
ヒイヒイ言いながら美里は恋人の弘のアパートに徒歩で向かう。

やっと一息つける。そう思いながら弘の部屋のドアを開けると、ムワッとした熱気が溢れてきた。

「うわっ!?」

「おー美里」

パンイチの弘が手を振った。
だらしのない格好。見慣れた裸。
美里は戸惑いながらスーツの上着を脱ぎ捨てた。

「はあ!?エアコン壊れてる!?」

「うん」

しれっと扇風機に髪をなびかせながら、弘は頷いた。

「じゃあウチに来ればいいじゃん…」

暑すぎるアパートに美里はしゃがみ込んだ。
汗がどっと吹き出てくる。

「まあまあ、ほらアイスでも食え」

袋から出したアイスキャンディーを弘は美里に差し出した。

「ん…」

舌を伸ばす。
弘が持っているアイスキャンディーをペロペロと舐めていると、弘がニヤニヤしだした。

「エロっ」

「…バーカ!」

そう言って美里はアイスキャンディーを歯で噛んで奪い取った。

「あはは」

弘は笑って、ベッドに寝転がった。

「ほら、しよーぜ」

「いやいや、この暑さで無理でしょ…脱水症状で死ぬっつーの」

「扇風機あるし、窓開けるから、平気だよ」

「窓開けたら外に聞こえちゃうじゃん…」

「それがいいんじゃん?」

弘はにやけながら美里の体の上から下までいやらしい顔で眺めた。

「しよーぜ。汗だくセックス」

「…バカ」

美里は渋々、床から立ち上がった。
まずは冷蔵庫から麦茶を取り出し、コップに注いで一杯飲み干す。

そうしてから、弘に近付いた。

シャツを脱ぐ。上半身がブラ一枚になる。
下はストッキングとパンツだけ脱いで、タイトスカートは、はいたまま。
これが弘の好きな格好だ。

いつものようにベッドに寝転がる弘の上に跨がる。
弘のベッドは窓の横。
右を向けば、いつもは閉じられてる窓が開いていて、カーテンを夜風が揺らしている。

「…ホントにするの?」

「するために来たんだろ?」

「…ぐう」

「ほら、おいで」

弘が手を広げた。
美里は観念して、その上に覆いかぶさった。

「ん…ちゅ…んん…」

激しいキスを繰り返す。

弘は美里の頭の後ろに左手を回し、逃がさないように自分に引き寄せている。
美里はそれに逆らえない。

触れあう体はともかく、顔にも汗をかいている。
化粧をまず落とすべきだったと美里は後悔した。

弘は空いている右手で器用にブラのホックを外し、ブラを地面に放った。
解放された美里の胸が弘の胸板にくっつく。

お互いに汗ばんでいて、ローションを使うまでもなく、体はよく滑った。

スカートの中の股間にはパンツ越しに弘の股間が触れている。
そのペニスはすでに硬くなっていて、美里の股間をぐいぐいと押し上げている。

美里からも愛液は漏れ、弘のパンツをねっとりと濡らした。

「んっ…」

唇を甘噛みされてキスが止む。
これが次に進む合図だった。

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