サークル合宿で、みんなが寝静まったら… (Page 2)
薄いタオルケットだけを一緒にかけて、見えない位置で手を繋ぐ。
私が目を閉じてうとうとしかけていると、不意に陸くんがキスをしてきた。
「陸くん…」
私は小さく掠れた声で彼の名前を呼ぶ。周りからはかすかな寝息しか聞こえない。
暗闇に目が慣れてくると、陸くんの整った顔が見える。
すると、彼は私のショートパンツの中に手を侵入させてきた。
「ちょっと…」
「静かにして。すぐに終わるよ」
陸くんの指が、膣の奥のふかふかしたところを執拗に責める。そこはあっという間に濡れてしまい、私は自分の口に手を当てて声をこらえた。
「ふ、ぅう…」
足のつま先が丸まり、力が入る。どうして気持ちいいと、足に力が入ってしまうのだろう。
陸くんは水音を立てないように気をつけているのかもしれないが、指の動きは衰えない。それどころか、指の数を増やしてくる。
「陸くん、あんまり激しくすると、バレちゃうよ…」
私がたしなめるように言うと、彼は無言で私を後ろから抱きかかえ、片方の手で乳首を弄り、もう片方の手でクリトリスを愛撫する。
「やっ…、やだぁ…」
「乳首、硬くなってるのに?」
そういう問題じゃないと言いたいのをこらえつつ、身体は快感でビクビクと反応していた。
陸くんもそれをわかった上で、スリルを楽しんでいるのだろう。
「いっそ、みんなにバレてみる?付き合ってること」
陸くんが耳元で囁く。同時に、ぴちゃぴちゃと水音も響いてきた。
「やだっ、あ、みんな、起きちゃぅ…」
私はタオルケットを強く噛んで声を我慢する。
絶頂に達する時、陸くんが私を強く抱きしめた。
「はっ…はぁあっ…」
荒い息を吐いている私をよそに、陸くんは涼しい顔で指についた愛液を舐めている。
私はそっと彼にキスしながら、「陸くんも気持ちよくなりたい?」と囁く。
彼は少し驚いたような顔をした後、「場所、変えようか」と言ってニコッと笑った。
私たちは音を立てないように立ち上がると、二人きりになれる場所を求めてこっそり部屋を抜け出した。
Fin.
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