私の彼女はメイドさん (Page 3)

そのままベッドに倒れ込んで、驚いている芽衣ちゃんに笑って、キスをする。

最初はぎこちなかった芽衣ちゃんもすぐにいつものように舌を絡めてくれる。

「瑠海ちゃん……」

芽衣ちゃんは何度も口づけると、くるりと体を反転させて私の上に覆い被さる。

そんな芽衣ちゃんに私はちょっと欲を出してみた。

「今日は私のことご主人様って呼んで?」

言われた芽衣ちゃんは目を白黒させている。

恥ずかしい以前にそもそも二人ともメイド服を着ているから少し変な感じがするのだろう。

けど私は今日は芽衣ちゃんにご奉仕してもらいたいのだ。

「駄目?」

小首をかしげてそう聞くと、芽衣ちゃんは少し迷った後、

「はい……ご、主人様」

結局、恥ずかしそうにそう口にしたのだった。

「ん……ッ」

服の上から柔らかく胸の辺りを愛撫され、思わず声が漏れる。

さっきからずっとキスをしたり、軽い愛撫が続いていて私は体が疼いて仕方なかった。

けどねだるのも恥ずかしい。

いつもはもっと私のこと見てくれるのに。

メイド服を着せたお返しなのだろうか。

そう思っていると、芽衣ちゃんはそっと服の隙間に手を入れて、直接胸に触れた。

「……ッ!」

ようやく与えられた直接の刺激に、私は芽衣ちゃんの服を強く握ってなんとか快感を逃がす。

焦らされていた分、いつもより余計に気持ちいい。

荒くなる息を抑えきれないでいると、芽衣ちゃんが小さく笑って、

「どうされたんですか、ご主人様?」

顔に熱が上る。

完全に楽しまれている。

芽衣ちゃんはメイド服を着ている状況にもう慣れてしまったんだろう。

でも私はまだ芽衣ちゃんのメイド服姿を見るたびに心臓がドキドキしてしまう。

だってかわいいんだもん!

うー、と抗議のうめきを漏らしても、芽衣ちゃんはくすくすと楽しそうに笑うだけだ。

その間も胸への刺激は止まない。

私は触られるたびに下の方が疼いて仕方がなかったけど、でもそんなの言えるわけない。

恥ずかしいけど、多分とっくにびしょびしょになっている。

それでも芽衣ちゃんは私の胸を触るのを止めない。

わかってるはずなのに。

「意地悪……」

そう呟けば、

「なんですか?ご主人様」

笑顔でそう聞き返される。

なんだろう、いつもの芽衣ちゃんより強気な気がする。

仕事をしてるときの芽衣ちゃんはこんな感じなのかもしれない。

そう思うとちょっと許せてしまう。

けれど、そうか。

仕事の感覚なら、命令すればいいのかもしれない。

けど、恥ずかしいことには変わりがなくて。

「芽衣ちゃん……」

「なんでしょうか」

にこにことしながら私の胸を弄り続ける芽衣ちゃんに、私は何も言えないまま、されるがままだった。

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