友達と長電話をしていると、嫉妬した彼があそこに手を伸ばしてきて…

・作

女友達が自分の彼氏について悩み相談の電話をかけてきた。話が盛り上がって長電話をしていると、私の彼氏が嫉妬して後ろから抱きついてきて甘えてくるようになった。初めは気にしないフリをしていたけれど、彼の手がスカートの中に入ってきて…

「それでね、彼ったら忙しいってばかり言って最近は全然会ってくれなくて、電話でもあまり声が聞けないの。これって、浮気でもしてるのかなぁ?」

高校時代からの友人は、電話でもう2時間も彼氏についての不満を語っている。

私は相槌を打ちながら真剣に耳を傾け、ああでもない、こうでもない、と女子トークを繰り広げていた。

「杏菜(あんな)はどう思う?彼氏がそんなだったらさ」

友人の言葉に、私はソファでテレビを観ている礼央(れお)くんにそっと視線を向けた。

礼央くんと私は、付き合って2年が経つ。2人とも社会人になり、アパートで同棲を始めたばかりだった。

「ん~、確かに不安にはなるかも。でも激務だったりすると、変に疑ってケンカにはなりたくないよね」

私の言葉に、友人は「そうなんだよね」と泣きそうな声を出した。

私は暗い廊下に移動して声をひそめて電話を続けていたが、気がつくと礼央くんが足音を立てずに真後ろに立っている。

気にせず電話をしていると、彼が後ろからそっと私を抱きしめた。退屈になったのかもしれない。

私は通話の音量を下げて友人の声が漏れないようにしつつ、「大変だね」「あんまり無理しないでね」と声を掛ける。

礼央くんが私を後ろから抱きしめたまま冷たい床に腰を下ろしたので、自然と彼の膝の上に乗る形となった。

「ちょっと聞きづらいんだけどさー、杏菜って、彼とエッチは週に何回している?」

唐突に込み入った質問を投げかけられ、私は思わず口ごもってしまった。

礼央くんがいなければすぐにでも答えられるが、今はすぐ後ろにいる。

「そうだねぇ…。週に1、2回かなぁ」

答えながら礼央くんの腕から逃れようとするも、彼は少しずつ力を込めて私を離さない。

「やっぱりそのくらいの回数が理想だよねー。私なんて、もう全然エッチしてなくって…」

友人の相談が夜の話題になると同時に、電話の内容が聞こえているのかいないのか、礼央くんの手がスカートの中に入ってきた。

私は通話口を押さえて「やめて」と小声で制したが、彼はつまらなさそうな顔をして首を横に振る。

手は優しく太ももを撫でていた。

「最後にエッチしたのは1ヶ月くらい前かな。これってレスのうちに入るかなぁ?」

「いや、そこまでは気にしなくても大丈夫じゃないかな。疲れすぎると、あまりそういう気分にもならないしね」

「だよねー。でも寂しいから、どうしてもしたくなったら一人でしてるんだぁ」

「何を?」

「…一人エッチ」

その時、カッと身体が火照るのがわかった。私の「別に悪いことじゃないし、いいんじゃない」との言葉を聞いた礼央くんが、下着のラインを指でなぞる。

友人の話は一人エッチにシフトチェンジして、指を何本使うだの、ローターを買っただの、過激な内容になってきた。

「ねぇ、杏菜って一人エッチする?」

「同棲する前は、時々することもあったよ」

礼央くんが人差し指と中指を割れ目に侵入させてくる。そこはもう潤っていて、彼の指を締め付けた。

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