ネッ友と初対面えっち

・作

ネットで知り合った男と行為をするため待ち合わせすることに。緊張しながらもラブホへ行きシャワーを浴びているとお互いのことを洗い合うことに。ボディソープのぬめりも相まって胸だけで果て、男の意地悪に下腹部が疼き。脳が痺れるほどの快楽へ堕ちていく。

温かい日差しを受けながら由美は改札口を抜ける。

そよぐ風が心地よい。

駅前のパン屋から焼きたての匂いがした。

帰りに買って行こうかと思うも、これから起こることを想像して頬を染めた。

「あの〜、すみません」

「は、はい!」

不意に横から声をかけられ肩が跳ねる。

一歩後退りしながら、声をかけてきた男を見上げる。

褐色の肌に金色に染めた髪。

見るからに遊び人の男は見た目に反して優しそうに微笑むと口を開いた。

「ユッペさんですか?」

「あ、はい…なら貴方がヤノスケさん…?」

「はい!そうです!会えてよかった!」

男ことヤノスケはほっとした顔をする。

対して由美は緊張した面持ちで、胸の前で手を握りしめた。

ヤノスケとはネット上で知り合い今回初めて顔合わせした相手だ。

ユッペというのも由美のアカウント名でありヤノスケもきっと偽名だろう。

今回会うことになったのはテーマパークに行くためではない。

恋人候補でもなければ親友でもない。

そう、由美は、これからこの男とセックスするのだ。

*****

ホテルへ移動しシャワールームで水を浴びながら、由美は高鳴る心音を静めようと呼吸する。

ネットで出会い、初対面の相手と行為をするなど初めての経験だ。

顔も、割とタイプである。

シャワーを一度止め、ボデーソープを泡立てた。

するとシャワールームの扉をノックする音がした。

「は、はい!何かありましたか?」

急用でもできたのかと思い慌てて声をかける。

すると扉の向こうから軽薄な声が聞こえた。

「折角なら目一杯えっちしたいんで、一緒にお風呂入っていいですか?」

「えっ!?あ、はい…よ、よろしくお願いします…?」

勢いで了承してしまうとヤノスケの嬉しそうな笑い声が聞こえた。

衣服の擦れる音がし、扉がゆっくりと開く。

姿を現した彼はもちろん衣類を纏っていない。

恥ずかしさのあまり俯き、胸を隠すように自分の体を抱きしめた。

「隠しちゃうんですか?かわいいね」

「す、すみません…」

「謝ることじゃないよ」

先ほどの軽薄さとは打って変わり低い声で囁かれる。

胸が締め付けられ、緊張が一気に高まる。

ヤノスケは由美の手を握るとそっと腕を下ろすよう促した。

「体はもう洗った?」

「いえ…まだで…」

「なら洗いっこしよっか!」

男はそう言うとボディソープを掴み手に垂らした。

両手に擦り合わせ、ヤノスケはもう一度由美の手を取りボディソープで腕を洗う。

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