居酒屋で知り合った男性にいつの間にか抱かれてた件について (Page 3)
しかし安心したのも束の間、体をひっくり返されると再び竿を押し当ててくる。
静止する間もなく押し入れられればあっさりと奥まで入った。
甘い刺激に体がビクッと反応する。
男は楽しそうに笑うとゆっくりと口を開いた。
「一回抜いたからもういいでしょ?まあ、ずっと同じ体勢なのも飽きるしね」
「そういう意味じゃ、っ!?」
腰を打ちつけられ嬌声が漏れる。
体勢が変わり、当たる位置が変わったことで新たな快楽が全身を占める。
男の手が胸を掴み、刺激に触発された乳輪を指先で弾く。
優しく摘まれた乳輪の刺激に快楽が増し、純香は背を反らした。
「だめぇ!だっ、ぅぁ…!あっあっあっ、ん!」
声を我慢するなど不可能だ。
全身を貫く快楽に敵うわけないのだから。
視界が白く染まり、絶頂と差し掛かった。
そのとき。
「…?」
動きがぴたりと止まり、先程までの快楽は徐々に落ち着きを取り戻していく。
何事かと男を見上げれば、彼はイタズラっぽく笑うと口を開いた。
「ダメなんでしょ?だからやめたんだけど」
その言葉にグッと息が詰まった。
確かに、だめだと言ったのは純香だ。
恋人がいるのにも関わらず、こんなことしてはならない。
しかし、与えられる快楽が忘れられない。
絶頂を迎えたい。
あと少し、あと少しで果てられる。
純香は腰を浮かせ男の竿に押し当てると前後に動き始めた。
「んっ…んっ…ぁ…」
騎乗位とはまた違う、けれども自分の気持ち良いところに当てられる。
激しさこそないものの、ピンポイントに刺激できる体勢に再び快楽が煽られる。
艶かしい水音がゆっくりと響いた。
「…なにそれ、最高にえろいんだけど」
「ひっ!?」
腰を掴まれたかと思うと男は勢いよく前後に動いた。
竿の先端が内側を擦るたび、悲鳴まじりの喘ぎ声が漏れる。
「あっ!あっ!それ!んぁ!それぇ!」
「これが、なに?ちゃんと言って」
「そ、れ…!きもち、きもちぃのお!」
我を忘れ、本能のまま快楽を求める。
止まらない、否、止まれるはずがない。
純香は内腿をガクガクと震わせると、再び背を反らした。
「イっていいよ」
男は口元を耳に寄せる、低い声で囁いた。
思わず胸が締め付けられ純香は体を痙攣させながら深く果てたのだった。
あまりの刺激に快楽の余韻が沁みる。
だらしなく四肢を投げ出し、なんとか呼吸を繰り返す。
すると男が下腹部を撫で、ゆったりとした動作で微笑み口を開いた。
「終わりじゃないよね?俺イってないし」
「…え?」
「イってないし」
「い、いや…あの…その…まっ!?」
男は上半身を倒し、芯をもった乳輪を咥えた。
離れようにもまだ下半身は繋がっており、身を捩ろうとびくともしない。
純香の呼吸が熱っぽくなると、男は静かに口角を上げた。
「自分だけ気持ちよくなるなんて、ずるいじゃん」
男の言葉を最後に会話は終わりを告げ、純香は意識が飛ぶまで抱き潰されたのだった。
Fin.
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