憧れの先輩と再会したらまさかの両想いだった (Page 5)
擦りあげるたびににちゃにちゃといやらしい水音が聞こえ、耳までおかされている気持ちになっていた私は直接的な刺激はなくとも、耳でも快楽を得ていた。
2人はお互いのパートナーの事を忘れて、お互いの事だけを思いながら行為に及んでいた。
深く、激しく…だけどしっかりと愛し合っていたのが身体から伝わってきていた。
高校時代…ずっと先輩の事を思っていた…ずっと先輩と愛し合ってみたかった…そんな気持ちがふと口からこぼれてしまった。
「ずっとっ…先輩とこうして…つながってみたかった…っ…」
「んっ…ほんとっ…可愛い…気持ちいよ、はるっ…」
私の甘い鳴き声と先輩の熱く乱れた吐息が唇から漏れる。
身体の奥はどんどん熱くなっていき、まるで水面で藻掻く蝶のように暴れだしていた。
先輩の初めて見る色っぽい表情に胸がいっぱいになり一粒の涙が溢れ出た。
その雫を先輩はそっと拭い
「はるっ…大好きだよ…っん…」
「あっ…たくと…」
お互いの名前を叫びあい身体の底から溢れ出る快感。
「はる…出るっ…」
「私も…っあ…一緒にイこっ…」
私のナカは小さく痙攣し始め、先輩の肉棒は私のナカで激しく暴れていた。
夢中になって腰を振っている先輩の目を見つけながら、先輩の肉棒を締め上げ
「…っ」
永遠と続く快感に終わりを迎える事になる。
「あぁっ…たくとっ…激しいっ…ひゃ…あっ…あ」
「…っ…そろそろ…っ出すぞ…」
「あぁっ!…出して…たくさんキてっ!」
「あっ…イくっ…」
私の声に合わせて、ナカに熱い液体が流れ出し肉棒が脈打つ。
2人の身体はビクンビクンと震えあがり、何かに惹きつけられたかのようにキスをした。
その後2人で一緒に横になり沈黙が続いた。
私はパートナーの事を考えていた…きっと先輩も同じように自分のパートナーの事を考えていたんだろう。
*****
次の朝になると、激しく求めあった感触が下半身にかすかに残っており、お金と先輩を置いてホテルから自宅に帰っていった。
旦那には急に飲み会に誘われ、後輩につきっきりだったと嘘をついた。
先輩とはそれっきり会っていない。
私は自ら担当をはずれ、先輩の連絡先も消した。
私には夫、先輩には奥さんがいる限り、私達が結ばれる事は許されない…何の関わりも無かったんだと自分に言い聞かせた。
Fin.
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