憧れの先輩と再会したらまさかの両想いだった (Page 2)
私は先輩の一歩後ろを歩き、先輩の後を追いかけていた。
雰囲気のいい居酒屋につくと、先輩は高校時代のエピソードや今までの事を話してくれた。
もちろん奥さんの事などのプライベートまで。
2時間くらい経っただろうか…先輩がお会計を済ませてくれて、私達は店を後にした。
*****
「佐藤、実はな俺、ずっと佐藤の事が好きだったんだ」
「…え」
「マネージャーとして頼りにしていたのは間違いない、でも同時に女性としての魅力を感じていたんだ」
「…初耳です」
「ははwだろうな。佐藤は男子部員の中でマドンナ的存在だったから」
私が知らなかった先輩の気持ち。
同じ思いをしてくれていたんだという事に、嬉しく思いつつ、後悔の気持ちもあった。
*****
しばらく歩いていると、先輩がある場所で足を止めた。
「2人でゆっくりしたい。佐藤はどう思ってる?」
先輩が足を止めたのはラブホテルの前だった。
「…私も同じ気持ちでした」
私達はラブホテルに足を踏み入れた。
*****
「先シャワーあびていいよ」
「わかりました」
シャワーの中では念入りに体の汚れを落とし、先輩に嫌な気持ちをさせないようにした。
シャワーから上がると、テーブルの上にはワインとおつまみが用意されていた。
「俺がシャワーから上がったらもう少し付き合ってくれ」
「…はい」
先輩が体を洗っている時、私の心臓は飛び出てしまうのではないかと思う程、バクバクと音を立てていた。
それからワインを飲みながら気付いたら私達は見つめあい、脳が甘く痺れるような深いキスをしていた。
…ちゅっ…ちゅく…
私達は正しさを忘れて深く…生き物のようにねっとりといやらしく先輩の舌が入り、吐息を交えながら舌先を絡めあっていた。
ゆっくりと、時折激しく求め合い息を吸うのも忘れるほど熱く唾液を交えながら深く触れ合った。
触れ合ったまま離れられなくなる程、ねっとりとしたキスを繰り返した。
「んぁっ…先輩っ…」
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