“推し”のバンドマンとライブ後にバッタリ!Barで酔いつぶれた私はホテルに連れ込まれて… (Page 8)
気づけば、自動ドアを通り、どこかの建物に入っていった。
「よいしょ、ほら!ちょっと休んどきなー」
ヨウの腕で支えられ、優しく寝かされる。
ベッドの上だーー。
そう、ここはホテル。
酔っ払って介抱されて、しかもヨウに…本当に申し訳ない。
ぼんやりした頭には、それしか浮かばなかった。
「ほんとに…すみません…」
「いいんだって。お水飲んで。起きれる?」
ヨウに体を起こしてもらい、ペットボトルの冷たい水を飲む。
「んっ、んっ…」
水が少し溢れてしまう。
「はは、飲み方エロいな〜。」
冗談めかしてヨウが笑う。
そんなことを言いながらも、腕で私の体をずっと支えてくれていた。
「ありがと…ございます…」
思わず、ヨウの肩にもたれる。
小柄な体のわりに、しっかりした広い肩幅。
男らしさを感じた。
私を支えるヨウの腕に、少し力が入るのを感じた。
「美沙子ちゃん」
「ん…?」
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