彼女とうまくいっていない先輩を誘惑してみたら、甘々の一夜を過ごすことになって… (Page 5)

「興奮する…ここだとゆゆの顔がよくみえる…ぁ…ぁぁ」

腰を振りクリトリスを彼に擦りつけると、先輩が喘ぐ。

下腹部がキュンキュンとうずいてたまらない気持ちになった。

「先輩、気持ちい…ですか?」

「うん、最高…ゆゆがエロく腰振って、気持ちい…ぁあ、ん…ゆゆは?きもちい?」

「ん、きもちくて…もう腰が、止まんない…です…ん、ぁあ、ん…いきそう…」

「いって、ゆゆ…ぁ、きもち…ゆゆがいったら俺もいく…いって、ほら」

おっぱいをむちむちと揉みながら、下から突き上げてくる。

自分の重さで突き上げられる力は倍になり、快感は頭の中がショートしそうなほどだ。

もう、なにも考えられない。

「ああ、ああ…もう…らめれす…せんぱ、っうん、はぁあん、ん、んん、い、いくっうう」

だらしなく口を開き、胸を揺らしてうつろな目で先輩を見つめ、びくびくと痙攣しながら先輩の上に倒れこんだ。

私を抱きしめたまま、さらにピストンで突き上げると先輩もぴくぴくとして白い液体を私の中に放出した。

*****

次の日、私は先輩の気まずい顔を見たくなくて、ほとんど言葉も交わさずに二人で部屋を出た。

なんて挨拶をして家に帰ったかもあんまりおぼえていない。

きっとあの時の私は、心を遮断して先輩との一夜を大切な思い出にしたかったんだと、今では思う。

*****

そのあと私はサークルを辞めた。

先輩とは自然と学校でも顔を合わせなくなった。

もう季節が変わろうとしている。

先輩と彼女が別れたというのを、風のうわさで聞いた。

ビュンと不意に強く風が吹いて、持っていたプリントがばらばらと飛ばされる。

「あ!もう…」

私は一枚一枚拾い集め…ふと顔をあげると市村先輩が立っていた。

「久しぶり、結由」

最後の一枚を差し出され、受け取る。

「俺の話、聞いてくれん?」

先輩の顔が夕日のせいか赤くなっているように見えた。

Fin.

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