デート中、雨に濡れてびしょ濡れの私たち。彼の家のバスルームで温め合って… (Page 2)

 
 「ぁ、ふ…」
 
 聞いてきたくせに大雅は私の返事は待たず、中指で割れ目をなぞっては離れを繰り返す。水気を帯びたそこを弄ばれて、恥ずかしさと気持ちよさでのぼせそう。
 
 「ここ、シャワーあててたっけ?」
 
 意地悪く笑っている大雅も興奮しているのは丸わかりで、対抗心でその昂ぶりにお尻を押し付けるように腰を揺らした。
 
 「そっちだってこんなにしてるくせに」
 「おかげさまで」
 
 大雅は笑ったまま私の腰を両手で掴み直して、ぐり、とそれを更に押し付けてくる。
 
 「ほら、すげーエロい顔」
 
 指さされた鏡を見ると、上気した頬に潤んだ瞳の自分と目が合った。
 
 「もっとヨクしてって言ってる」
 
 実際大雅の言う通りで、私はその熱を受け入れ揺さぶられるのを、下腹部をきゅんきゅんさせながら今か今かと待ち望んでいる。
 
 「あッ、んぅ」
 
 不埒な指にクリトリスを撫であげられ、シャワーの音ではかき消せない高い声が漏れる。
 
 「気持ちいいな?」
 
 この場に相応しくない、大雅の子供でもあやしているような柔らかい声で、却って期待と羞恥が膨らんでいく。
 
 「ん、きもちい、っ…」
 
 素直に口にすると指がご褒美をくれる。愛液を塗り込むようにクリトリスを転がされ、その快感を逃がすためか、追いかけるためか、私の思考と関係なく勝手に腰が揺れて内腿に力が入る。
 
 「イキそ?」
 「ン、イキた、ぃ…あっ」
 
 私の言葉を合図に、クリトリスの上をぬるぬると左右に滑る指の動きは速さを増して、後ろへ引いてしまう腰をがっちり固定される。
 
 「あぁ、だめ、イく、~~っ」
 
 弾くように、転がすように、可愛がられて育ったそこを絶え間なく刺激されて、私はいやいやと大雅の肩口に後頭部を擦り付けて達した。そのまま大雅の肩に頭を預けて息を整えていると、お湯を出しっぱなしのシャワーヘッドを手の中から奪われる。
 
 「まって、や、ぁ、あッ」
 「気持ちよさそ」
 
 達したばかりで敏感になったクリトリスにシャワーを当てられたら、ぶるぶると腰が震えて立っているのがやっとだった。膝を合わせて刺激から逃げようとするのを、太腿の間に差し込まれた大雅の手で阻まれる。内腿に添えられた片手に優しく、でも確かな力で脚を開かせられる。
 
 「あ、あ、だめ、」
 「だめ?」
 「ン、ッ、や」
 「説得力ないって」
 
 指とは違う緩くて甘い刺激なのに、一度達した身体には微弱な快感の電流が駆け巡る。温かいお湯にじわじわと責められて、私は簡単に二度目の絶頂へ上り詰める。
 
 「も、また、イく、ん~~ッ」
 
 濡れそぼった入り口にあてがわれた指は、ちゅぷちゅぷと音を立てながら浅いところを出入りする。
 
 「ん、は…」
 
 そして、一本、二本と迎え入れた指の動きに応えるようにそこは収縮と弛緩を繰り返す。指じゃ届かないところで、早く大雅の熱を感じたい。二度も達して快感にのぼせた私は我慢ができなくなって、その先を強請るように後ろ手で大雅の硬い熱に触れると笑ってあしらわれた。
 

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