恥辱 (Page 3)
真夜中に指定された場所でやってきた。
正直、春先だというのにやはりまだ寒い。
真っ黒なロングコートに、下は下着のみという分かりやすい恰好をしてきた。
元カレには申し訳ないけど、付き合ってた頃にこんなプレイをしようと誘われたら拒絶してるし、速攻別れてると思う。
だけど、今はセフレだし気を遣う関係ですらないのだから、楽しんだもの勝ちなんだよね。
――刺激が欲しいだけで、ここまでするかな?
いきなり車のヘッドライトが私を照らしていた。
運転席に座っているのが元カレなのは、影で認識できたけど助手席に座っている人が誰か理解できなかった。
体格からすると、たぶん男性であろうけど何故?と疑問に思う。
複数プレイでも、今の私なら受けいれられるけど、ここまで元カレが変態だとはと溜息をついた。
私は両手を挙げて、無抵抗なポーズをとる。
すると元カレは、助手席の男に外に出るように指示を出しているようで、助手席のドアが開いた。
ライトのせいで、顔が見えない状態だったが私はボンネットに身体を押し付けられて身体検査を受けさせられていた。
コートの上から、身体を弄られている様子を見たいのか、元カレはヘッドライトを消した。
よく顔が見えているが、男が私の太ももを弄り始めると手に力が入ってしまう。
今日は元カレではない、元カレの知り合いの相手をさせられるのだと思うと、付き合っていた頃には感じなかったMな感性に目覚めてしまっていると自覚する。
見ているだけの元カレと必死に私の身体を弄る男に、私は自分の快楽を預けている。
男はお尻が好きなのか、私の下腹部付近に固くなったものを押し当てて息を荒くしている。
そのモノが固く大きいことに気付いた私は、背後から愛撫を繰り返す男の髪を撫でていた。
本来、私はリードをするのが好きな女だったのだが、レイプまがいの行為が嫌いなわけじゃない。
セフレになってからの元カレのプレイでも、かなり感じているしMであることは自覚している。
乗り気な私の行動に、元カレがイライラしているのがわかった。
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