グループでのお泊まり会で男友達と秘事を (Page 4)

残った理性がなんとか逃げ出そうと前進するも、健二がそれを許すわけがない。

腰を掴んだかと思えば一気に引き寄せられ、奥を深く突いた。

あまりの快楽に生理的な涙が枕を濡らす。

健二が体重をかけるように体勢を変え、沙耶香の体を包み込んだ。

片方の手が胸を揉みしだけば快楽に反応した下腹部が締まるのを感じる。

押しつぶされるような体勢のまま健二が動きを再開する。

今度は決して早くはないものの、確実に奥を突き、胸からの刺激も相まって熱が高まっていった。

打ちつけられる度快楽が脳を溶かし、いつしか自制心など忘れただただ押し寄せる快楽を受け入れた。

徐々に早くなる動きと健二の荒い呼吸が限界を知らせる。

「あー、イく、イく…っ!」

「っ〜!」

健二の腕がより一層抱きしめたかと思うと下腹部に熱いものを感じ、沙耶香は背をのけ反らせ悶えながら果てたのだった。

*****

翌日。

各自起床した友人がきっちり部屋の片付けをし昼前には身支度を済ませていた。

次の日を考え、早めに帰るのがこのパーティーの恒例だ。

「じゃあまた学校で!」

「昨日ちょっと寒かったな…」

「沙耶香の家また行きたい〜」

玄関先で一人一人別れの挨拶を済ませていると、まだ家の中にいた健二が沙耶香の背後に立つ。

口を耳に寄せられ沙耶香の体はピクリと跳ねた。

「またよろしくね」

そう言って健二は他の友人と一緒に階段を降りる。

その背中を見つめていると、不快感よりも昨日の快楽を思い出してしまい沙耶香は体の熱が燻る感覚を覚えた。

玄関の扉を閉め、壁に沿ってずるりと座り込む。

昨日の快楽がどうしても忘れられない。

健二の熱も、息も、動きも、未だ体がもっともっとと求め続ける。

冷めやらぬ熱は昨日の出来事を彷彿させ、沙耶香は静かに自らのショーツの中に手を入れたのだった。

Fin.

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