友達にはバレたらいけない夜の出来事 (Page 5)
中の痙攣が治ってきたのを確認して、悠介の大きい手が私の口を塞ぐ。それと同時に腰の動きが再開される。
「…っ!…んん!!!…んっ!んっ!」
一度イッた身体は敏感になっていて、いつも以上に感じてしまう。あまり大きく動くと、ベッドが軋み、肌の触れ合う音も大きくなるからか、奥を捏ねるようにグリグリと刺激されたり、普段とは違う動きに、翻弄される。
「ふっ…ぁっ…ん!…っ!!」
中で悠介が大きくなるのがわかった、そろそろ限界なのだろう。普段よりも強い快感と息の苦しさで私ももう限界だ。
「ぁっ…っは…!んんん…っ」
ペロッと手のひらを舐めると、すぐ私の意図を読み取って、手を外し唇で塞いでくれた。空いた手は私の腰を強く掴み、ラストスパートなのがわかった。最後、奥の奥まで強く貫かれ、身体が痙攣し、目の前が真っ白になった。
「んーっ!!!」
「っ!」
二人共、同時にイったようだ。中で悠介の性器がビクビクと震えている。ゴム越しに熱いものが出ているのがわかり、それさえも快感となってしまい身体が震える。二人の息が少し整ってきた頃、私は一気に眠気に襲われた。
「充電できた。ありがとう、ちひろ」
優しく微笑む悠介が、おでこにキスをし、頭を撫でてくれる。片付けとか、服とか、色々やらなきゃと思うのに、どんどん瞼が閉じていく。それに私は抗えなかった。
朝起きたら、服やベッドは綺麗に戻されていて、周りを見渡すと悠介は横でまだ眠っている。怪しいところはなさそうだった。よかった…。先に起きていた他の3人に「本当ラブラブだよね〜」と揶揄われたぐらいで普段と変わらない様子に胸を撫で下ろす。
どうなることかと思ったけど、バレていないようで安心した。それと同時に癖になってしまったらどうしようと私に新たな不安が訪れるのであった。
Fin.
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