推しの彼と二人だけの秘密 (Page 2)
気づけばホテルにいて、私はシャワーを浴びていた。部屋に戻ると、ベッドの上でスマホを触っていた彼が顔を上げる。
「おいで」
手招かれベッドに上がると彼から腕を引かれ
空いた手で顎を掴まれる
至近距離で目が合ったまま
「瑞樹ちゃんかわいいね」
と囁かれキスをされた。
「んっ…」
始めは唇が重なるだけのキスを何度も繰り返し、そのままさせるがままにベッドへと押し倒される。一度離れた唇を今度は舐められた。
「口開けて」
ぴちゃっ。
「んっ…っ…ぁ…」
舌を吸われ、彼の唾液が注ぎ込まれる。
私はそれを必死に飲み込んで、舌を絡めた。
「キスだけでとろとろな顔しちゃって本当にかわいいね」
首筋にキスを落とされながら、
先ほど着たばかりのバスローブを脱がされる。
「…っあ…待って…恥ずかしい…」
細やかな抵抗は遮られ、下から掬い上げられるように胸を揉まれ耳元で、
「恥ずかしさもわからなくなっちゃうぐらいめちゃくちゃにしてあげるね」
と言われ一気に熱が巡り期待からか身体中がゾワゾワとする。
「っやぁ… あんっ」
「ん?耳弱い?」
耳の外側から中へと舐められクチュクチュと音が響く。
「あっ…やだ…っ…やめて…」
「全然嫌そうじゃないじゃん」
耳に唇が触れるぐらいの距離で囁かれ最後に息を吹きかけられる。
「あんっ…あっ…やっ…」
耳への愛撫の間も胸を揉む手は止まらなかったが、先端だけは避けられていた。強い刺激がなく、もどかしくなった私は無意識に体を捩らせた。
「どうしてほしいの?言って」
何にも言えない私に普段とは違う意地悪な笑みを浮かべながら
彼は、
「おねだりしてよ。言わないとわからないよ」
と追い討ちをかけてきた。
「っさ…触ってください…」
「どこを?」
彼からの視線を感じるが恥ずかしくて背けた顔を合わせることはできない。それでも身体は素直で、快感を求めている。私は胸を愛撫する彼の手を握り、先端へと誘導する。
「ここ…触ってください…っ」
少し経っても返事はなく、手も動かない。背けていた顔を彼へ向けると
「いいよ」
薄く笑った彼は私の胸の先端を強く摘み、私の要求に応えてくれた。
「ああっ…んっ…んっ…きもち…ぃ…っ」
待ち焦がれた快感に私は素直に喜ぶ。
「瑞樹ちゃん可愛いから、もっと気持ち良くしてあげるね。見てて」
胸に唇を近づけ、彼は私に見せつけるように舌を出し先端へと伸ばす。一瞬止まった彼に早くと目で訴える。彼が目を伏せた次の瞬間、強い快感が襲った。
ぺろっ。くちゅ。じゅっ。じゅっ。
「あんっ…んんっ…やだ…やらぁ…っ」
胸の先端を舐められたと思ったら強く吸われ、そして噛まれ、快感でいっぱいになる。舌での愛撫と同時に彼の空いた手が太ももを撫でていた。
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