先生と先生の親友とわたし。 (Page 4)
鈴宮さんは上半身を起こすと、わたしの両乳首を摘みながら強引に下から突き上げた。同時に上と下を責められ、さっきとは違う角度で子宮を刺激され、どこが気持ちいいのか感覚が狂ってしまう。
追い討ちで首から耳にかけてを舐められて、耳の穴の中を舌でぐちょぐちょと犯される。頭の中に水音が直接響いて、もう一度頭の中が真っ白になった。
「またイッたの?早っ。僕まだ一度もイケてないんだけど。もう少し付き合ってね?」
「もぉ、無理ぃっ!いやっ、おかしくなるぅ…っ!少し、休ませてぇ…!」
鈴宮さんは容赦なくまた下から突き上げてくる。先生に助けを求めようと顔を上げれば、わたしの目線に気づいた先生は椅子から立ち上がって目の前に来た。
手を伸ばせば、先生はわたしの手を取って恋人繋ぎで握ってくれた。わたしが喘ぎながら上下する様子を至近距離で見ている。切なげな表情でわたしの手を強く握り返し、悔しさと嬉しさの入り交じった涙を浮かべていた。
「はああぁ…胸を掻きむしりたくなるほど辛い…愛する女性が私以外の男に…しかもその男は私の親友…あぁっ!これぞNTR!最高だ!」
辛いのが最高だなんて、何を言っているのかちょっとよくわからない。わからないけれど…。先生の紅潮した顔を間近で見ていると、先生とセックスしているような気がしてきて、さっきイッたばかりなのにまた昂ってきた。たまらず、先生におねだりしてしまう。
「先生っ、き、キス、キスしてぇっ」
「ダメだ、それは出来ない」
「ねえ、あっ、あん、先生ぇっ、見てっ、じゃあ、イクとこ見ててっ」
「ああ、しっかり見てるよ」
「はぁっ、はっ、あぁ〜っ!」
先生の手を強く握りながら、三度目の絶頂を迎えた。先生はキスはしてくれなかったけど、頬と頬をくっ付けてくれた。呼吸を整えるわたしに「お疲れ様」と労ってくれたあと、
「いつの日か、君と心だけではなく身体も結ばれたいと思う。だがその日までは鈴宮に抱かれてくれるな?」
「えっ、今回っ、だけじゃ、ないんですかぁっ」
「君たちふたりが結ばれる日は僕も呼んでね。僕もNTRは好きだけど、本当は寝取る方じゃなくて寝取られる方が好きなんだから。僕が仕込んだうるはさんの身体が、少しずつ美輝に染まっていくのをじっくり観察したい」
(…もしかして、ふたりとも初めからそのつもりでいたんじゃ…?)
二人ともイキイキとしていて、作品に取り組むときと同じ表情をしていた。そんなキラキラした笑顔で問われたら、断るなんてできない。
なにより、ふたりからおもちゃのように扱われているのが快感になってしまっている。新たな性癖に目覚めてしまったみたい。純愛が好きだったはずなのに…。これが先生がさっき言ってた『それとこれは話が別』ということなの?
「は、はい。先生たちがお望みなら…」
「よし!そうと決まれば早く続きをしてくれないか!スケッチさせてくれ!」
「そのスケッチ、後で時間ある時にスキャンして送ってよ」
いつの日か、って先生は言うけれどいつになったらわたしを抱いてくれるのだろう?そう思いながら、今日は一日中鈴宮さんに抱かれ続け、その間先生はずっとスケッチしていた。
わたしと先生が無事結ばれるのは、また別のお話。
Fin.
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