月見をしていたはずなのにベランダでイジワルに責められちゃった夜 (Page 3)

最初に一度舐めただけで、その次は内腿を舐め始めた幸翔。
クルクルと舌先で舐めたり、ジュルジュルと音を立てて紗季の羞恥心を煽ったり…

「ゆき、とっ、擽ったい…!んっ」
「ん?」

ただ、その舌はなかなか上に上がってきてくれない。
少しでも舌先が蜜口に近付く度に紗季の腰はピクっと反応し期待を滲ませた。

擽ったさに耐える紗季。だが頭の中は…
(早く…もっと強い刺激が欲しい)
紗季はそのまま5分以上も焦らされた。

上がってくるかと思いきやまた内腿に下がる唇。
1度だけ、上に上がっては来たもののお尻のパンティーラインをなぞってまた戻った。

「さっきから腰の揺れが大きいけど。何、そんなに待ちきれないの?」
「…しいの…」

「ん?」
「もう欲しいの、早く、ちゃんと舐めてほしいの」

もう待ちきれなかった。
紗季は羞恥よりも欲望が勝ってしまった。

「どこを?」

こいつはなんて事をなんて所で言わせようとしてるんだ、と紗季は思った。
ここはベランダ。しかも賃貸マンションで、他の住人でもしベランダに出ている人がいたら大変なのにだ。

「早く言わないとやめるよ?」
幸翔のその言葉に、紗季は欲望に抗えなくなった。

「クリ、と…し、たのおくち…」
目をギュッと瞑って絞り出すように小さく言うと、幸翔がいい子と囁いた。

そして、待ち望んだ快感が襲ってくる。
「っ、…っふ、ぁっ」
先に下のお口の方にむしゃぶりつかれた。

くぱぁと穴を広げられて、吸うように穴に幸翔の口内の粘膜が触れる。
少し大きめに開かれた幸翔の口の中では、舌が尿道口と膣口を行き来する。

ビクビクと快感に耐えていると、幸翔が紗季の腰を引き寄せた。
さっきよりも大きく角度をつけてお尻を突き出し、脚も開かされる。

そしてまた蜜の滴るそこに顔を埋める。
「ァッ、同時、だめっ…」

膣口に舌を挿れながら、クリトリスをグリグリと押される。
かと思えば今度は指先でカリカリと引っかかれたり、包皮を剥くように指で広げて顔を出した突起に指を引っかける。

「声出さないで」
「む、りっ…!っ」

その時、公園で遊んでいる子達の1人が、花火を上に向けたのだが、体がこちらを向いている。
目が合ったり見えてはないと思いつつも、ドキッとして下腹部がキュッとなった。

「ぁっ…んっ」
「ん、どうした?いきなり締まったけど」

「ぁあっ、やめ、まって…!」
グチュグチュと音を鳴らしている。
幸翔が舐めるのをやめ蜜口に指を1本さしこんだのだった。

「指一本でもキツい。興奮してるんだな、淫乱紗季ちゃん?」
簾から見えたのか、何故締まりが良くなったのか幸翔が察したようだった。

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