強制契約情事~借金のカタにヤクザに身体を差し出すように言われて~ (Page 2)
「嫌だ、と言ったら?」
「アンタに拒否権はないんだよ。わかってんの?」
睨みつける私を嘲笑うように目の前の男は足で太ももを軽く蹴った。
にやにやと笑う口元がこの上なく憎たらしい。
逃げようにも入口には屈強な男達が数名控えてるし、手には手錠が掛かっていて、足にはロープがしっかりと巻かれている。
暴れたところでどうにもならない。
「…気のすむまで抱くって話だけど」
「おう」
「あなたは私の身体を見て、そもそも勃つの?」
「愚問だな」
にやにやとした笑いを浮かべて、伊達は小さなびんを後ろの棚から出てきた。
「飲めよ」
「は?毒でも盛るつもり?」
「そんな犯罪者みてえなことはやらねえよ」
誘拐は犯罪じゃないの?という言葉は飲み込んだ。何をしてくるか分かったものじゃない。余計な言葉は言わないに限る。
差し出された小瓶を受け取らずにじっと伊達を見つめていれば、痺れを切らしたのか自らその瓶の中の液体を口に含むとムリヤリ唇を重ねてきた。
抵抗しようにも頬を指先で捕まれ顔を動かすこともできず、強引にこじ開けられた唇の隙間から甘ったるい液体を口腔内へと注ぎ込まれる。
こくり、と喉を鳴らしてその液体を反射的に飲み込めば、じんわりと身体の芯から熱がせり上がってきた。
「あん、た…何飲ませたの…」
「媚薬、って知ってるか?」
「びやく…」
「アンタにその気がなくても身体が反応してくれりゃ問題ねえ。濡れたら入れることはできるし、甘ったるく鳴いてくれるなら俺のモンも勃つしな」
伊達の言葉を聞きながらアソコがじんじんと熱を持つのを感じた。
本能的に欲しいと思ってしまう。
ごくりと生唾を飲み込んで、手錠で繋がれたままの両手を下腹部へと動かした。服の上から秘部に触れると服越しにも濡れているのが分かる。
下着を脱いでしまいたい。
そんな欲求が私の脳を支配する。
それを察したのか、伊達は部下に命じて私の足首を縛っている縄をナイフで切断した。
「ほら、これでも使って1回イけよ」
そう言って小ぶりのローターを投げて寄越す。
受け取り、電源を入れると振動が始まった。
レビューを書く