オープンマリッジの甘い罠 (Page 4)
いよいよその日がやってきて、裕人と純香を送り出し、昴くんを迎えに行った。
先にシャワーを浴びて、ドキドキしながら昴くんが浴室から出てくるのを待っていると、外からドアの鍵を回す音がする。
「茉莉香いる?…修理の人でも来てるの?」
裕人が寝室に入ってきて、視線がバスタオルを巻いた胸元を捉える。
「あ…あの靴は…彼氏の?」
「ごめん。帰ってもらうね」
「いや…カフェにでも行くよ。家で作ってた企画書が、急に必要になって、今日は家で仕事しようかと思ってたんだけど…茉莉香にも彼氏いたんだ。正直けっこうキツいな」
シャワーの水音が止まり、昴くんが寝室に入ってくる。
裕人と昴くんは、顔を見合わせて固まってしまう。
「なんだ、そういうプレイだったんですか?最初からそう言ってくれれば…」
「俺、出かけるから、気にしないで。じゃあ…」
「せっかくだから見てってくださいよ。こんないい女を飼い殺しにしてたこと、絶対に後悔させてみせますから」
「わかった。じゃあ見せてもらうよ」
それ無理…なんだけど。
「茉莉香さん、俺だけを見てて」
昴くんにそう言われて、覚悟を決めた。
*****
ベッドの上に、タオルを敷いてうつ伏せになる。
背中に甘い香りのオイルが垂らされ、昴くんの手で伸ばされる。
優しく背中をさすられ、背骨の両脇に沿ってぎゅっと押されると、うっとりするほど気持ちがいい。
手が腰に降りてきて、お尻を撫で上げられ、両脇を押され、太腿の裏からふくらはぎをさすられ、足の裏に舌を這わせられる。
「あっ…だめっ…」
親指から順番に足の指の間を舐められて、ぞくりとする快感に、体の奥が疼く。
「仰向けになって」
仰向けになると、部屋の隅で体操座りしている裕人と目が合ってしまう。
昴くんの顔が近づいて来て、目を閉じると、唇が触れ合う。
上唇を甘噛みされ、真ん中の突起を舐められ、舌を差し込まれる。
「んん…」
貪るように舌を絡められ、両手が腋窩から胸の脇を滑ると、ゾクゾクと痺れるような快感に肌が粟立つ。
耳の下から鎖骨の窪みまで、時々チュッと音を立てて吸われながら唇が降りてきて、おっぱいを、脇から持ち上げるように揉まれて、指が乳輪をなぞる。
「ね、昴くん…そんなに焦らさないで…」
「そんな、つもりじゃなかったんですけど…」
昴くんは、硬く尖った乳首に吸いつき、先端を舌先でくすぐりながら、もう片方を指先で転がす。
「ああっ…やっ…だめっ…あっ…」
快感が全身を駆け巡り、体の奥がぎゅっと潤って腰が跳ね上がる。
昴くんの唇と舌が、吸いついたり舐めまわしたりしながら、おへそを通り、腰骨の内側を這い、脚の付け根まで降りてくる。
脚を大きく拡げられて、内腿を執拗に舐められ、また意地悪をされてしまう。
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