私に怒ったセフレが押し倒してきた!帰してもらえない私は朝まで好きだと教えこまれ…

・作

私はセフレがいるのだが、それがまさか同じ会社に勤めることになる人だとは思わなかった。帰ろうとした時、セフレだから泊まらないと言った私の発言に怒った大也。服を着ていたのにベッドに押し倒されて、拘束されながら一晩中抱き潰される。焦らされまくって潮まで吹いちゃった夜。

木崎大也は会社の同僚。

整った顔をしてるけど堅物な大也は、女性人気もすごいのに浮ついた噂がない。

男が好きって疑惑が出るほど。でも、そんなことはないと私は知っている。

大也とは入社前に知り合って体の関係を持っていたから。

バーで飲んでいたある日、たまたま空いたカウンターでひとつ飛ばしの右の席に来たのが大也。

私はオーソドックスなカクテルしか知らないけど、大也は聞いた事のないカクテルばかりを頼んでた。

「すごい詳しいんですね。…ならすみません。甘くなくて口の中がサッパリするカクテル、お勧め教えて貰えませんか?」

怪訝な顔をした大也。ナンパだと誤解してるな。

「あ、ナンパではないので気にしないでください。目の保養になるなくらいにしか思ってませんから」

ニコリともせずに言い放った私に、目が点になる大也。

数秒後、吹き出すように笑って今まで飲んだ中でのお気に入りのカクテルを聞かれた。

そこから好きそうなカクテルやアレンジを教えてくれたのだが…これがまた私の口に合った。

お酒好きなのが伝わったんだろう。

もう怪訝な顔はしなくなり、そのバーで会う度に新しいカクテルを教えてもらった。

お互いにリズム感が合ったからなのだろう。2人の足がそのままホテルに向かう。

「柚依、綺麗な顔してっから男漁りしてんのかと思ったよ最初は」

「いやいや会ってすぐやるなんてあたしには無理。人となりを知ってから選ぶわ」

「人となりかぁ」

「誰彼構わずヤる人とそうじゃない人は見分けないと。ある程度遊ぶにしても不特定じゃないやつがいい」

考え方もだけど、肌も合ってしまった私たち。

でも恋人になりたいとかそういうのではなかったから、セフレの関係性に落ち着いている。

正直、今まであまり気持ちいいSEXは体験したこともなかったからこんなに相性のいい男と出会うなんて想像もしていなかった。

毎週会うつもりなんてなかったのに、お互いのタイミングが合ってしまうから毎週合っては体を重ねていた。

プライベートはいいけど、面倒事は嫌だから会社では極力関わらない。ほかの女子社員にやっかまれたくないし。

私の空気を察して、大也も声をかけてきたりしない。

こういう頭の回転もいい所も楽でいい。

最初はホテルだったけど、回数を重ねるうちにどちらかの家に行くようになっていた。

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