ふたりを繋いだ縄 (Page 3)

ふたりは近くにあるラブホテルへ行った。

「今まで、何人とした?」

リュウは、エレベーターの中でサクラを見つめながら質問した。

「…リュウさんが初めてです」

「そうなんだ」

「ぁぁん…リュウさん、は?…ぁあ」

「3人。見た目より少ないだろ?…ほら、こっち」

サクラは喘ぎながら、秘部の中を泳ぐリュウの指を濡らした。

「や…あぁ、リュウさん…んんっ…き、きもちいいぃ」

「ちゃんとノーパンで来て…すげー濡らして、なに期待してんの?腰もガクガクしてるし。勝手にイッたら、俺帰るから」

エレベーターの壁に手をついたサクラの後ろから、リュウの手が濡れた中に入り膨らんだ壁を刺激する。

「あああぁぁ…」

「あーあ」

サクラは潮を噴き、床に崩れ落ちそうになった。

「ありがとう…。あ、バッグ汚しちゃって、ごめんなさい」

リュウはサクラの腰に手を回し身体を支えている。

「いいよ別に」

エレベーターのドアが開き、リュウは力の抜けたサクラを抱え上げた。

「私、イッてない…」

「言わなくても分かってる」

リュウは乱暴に部屋のドアを開け、サクラの身体がビクッと震えた。

「今さら、なに驚いてんの?」

リュウはサクラをベッドに放り投げるようにし、ボアジャケットを脱いだ。

白いTシャツから左腕全体にタトゥーがあるのが見え、リュウはそれもすぐに脱いだ。

「こういう部屋、初めて?」

覆い被さってきたリュウの目を見ながらサクラは頷いた。

SM仕様の部屋で、壁に手足を拘束する鎖や、三角の形をし跨るものなどがあった。

「もしかして、縛られるの初めて?」

「…はい」

「マジで?」

リュウの目の光りが増し、真剣な表情になった。

「プロフに書いてなかったじゃん。初めてで縛るの怖いかもよ?…いいの?」

「はい。お願いします」

「そっか…分かった」

リュウの手がサクラの後ろに回り、ワンピースのジッパーをゆっくり下ろしていく。

「鳥肌立ってる…血管が透けてるな、やべぇ…興奮する」

リュウはレザーパンツの股間部分を握り、たまんねぇ、と言いベルトに手を掛けて脱いだ。

「縄、触って」

胸が露わになっているブラ、ガーターベルトとストッキングを履き、秘部は何も着けていないサクラ。

リュウは持ってきた縄を触らせた。

「…どんな縛りかたするんですか?」

触っている縄が秘部に食い込むのをサクラは想像し、太ももを擦り合わせた。

「あぐらになって後ろに手を置いて縛る。止めようか?…こんなキレイな肌見たことないから俺は縛りたいけど…」

「…縄が食い込む、縛りかたじゃないんですか?」

「それもキレイだから見てみたいけどね」

脱いだボアジャケットからスマホを出し、画面をサクラに見せた。

「あぐら縛り。M字開脚で縛るのもあるよ、これ」

「あの…リュウさん。縛ったら、中に指を…入れてくれませんか?」

「指?」

リュウはそう言って笑うと、ボクサーパンツに浮き上がっているソレを握った。

「コレ入れたいんだけど?」

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