彼氏に内緒のアルバイト (Page 2)
「今日は『変態1号』様からのリクエストで、背面座位のアナルセックスです」
「下着も白にしましたよ~! どうですかぁ、似合ってますかぁ?」
最初はぎこちなかったトークも今となっては熟(こな)れたもので、二人とも自然体でリラックスしていた。プレイ前に軽いおしゃべりを挟むことで、とっつきやすい雰囲気になっているのか、リスナーからのコメントもつきやすい。そうなれば動画全体の評価も上がって運営からも優遇されるため、二人はこのスタイルで配信することにしていた。
「ン…はぁ…」
軽いキスから始まって、涼士が菜緒の耳たぶを甘噛みするのが『開始』の合図だった。ブラジャーの肩紐をずらされると、レースをあしらったカップの端から菜緒の乳首が顔を覗かせる。既に硬く尖った先端を強調するように指でつねられ、菜緒は小さな喘ぎ声をあげた。
「お尻、ほぐしていきますね」
「ンぁ…よく、見ててね…」
カメラの中心にアナルが映るよう、まずは四つん這いになってレンズに尻を向ける菜緒。ローションをたっぷりまとった涼士の指が肛門の皺を数えるようになぞり、つぷ、と静かに沈みこんでいく。アナルセックス自体は初めてではないものの、菜緒はいつだってこの瞬間は特に緊張していた。
「あぁ…ンぁぁ……」
「もういけそう?」
「…だいじょぶ」
入れた指を3本に増やすまでの間、菜緒は涼士の股間に顔を埋めていた。口に含んだ赤黒い勃起を、わざとらしく音をたてて舐めしゃぶる。菜緒を満たしてくれる、逞しく精力に溢れた肉棒。誠人とのセックスも決して嫌いではなかったし、生活全般におけるあらゆること──性格であったり価値観であったり経済力であったり、を総合すれば結婚相手としては誠人が適任だった。けれども菜緒はまだ刺激的な性生活も捨てきれず、涼士との刹那的な快楽にこうして時おり溺れていた。
「あ…あぁ…」
涼士に背中を預けるようにして跨りながら、菜緒はゆっくりと腰をおろしていく。天を仰いだ竿を握って照準を定め、自らの排泄口へぎゅっと押し当てた。入る瞬間の圧迫感さえクリアしてしまえば、あとはぬぷぬぷと奥まで誘い込んでいくのみだ。挿入のタイミングに合わせて、コメント欄はにわかに盛り上がりをみせていた。
なんだか
まるで配信を
のぞいている感覚になりました
次回も見たいです
バイバイ
塁 さん 2022年5月1日