7年目の逃避行 (Page 3)
「あァっ…ぁあッ…ぁあ…はぁあああぁぁあ」
「ぐしょぐしょじゃん、瞳」
硬いそれに、瞳の秘部の中は絡みつき陵治を刺激する。
瞳の奥から溢れ出す愛液は、陵治の根元まで濡らしていた。
「り、陵治、ああ…」
顔を紅くした瞳が呟くと、陵治は腰を動かさなかった。
「何で?…」
瞳は堪らず、腰を浮かせた。
「待てって。時間はいっぱいあるから…」
陵治はそういい、紅い顔の瞳をじっくり見ている。
「瞳の中…あぁ…こんな、ずっと入ってるのって、初めて…だな?」
甘い息を吐いて腰を動かさない陵治の顔が、瞳の目の前ではっきり見える。
「り、陵治、もうイヤ」
「何が?」
「はぁッ、焦らされるの…」
瞳がそう呟くと、陵治は両手で瞳の耳を塞ぎ、キスをした。
「?」
口の中で陵治の舌が動く音が、瞳の頭の中で反響し、子宮を疼かせる。
「んんんん…」
陵治は、そのまま腰を動かし始めた。
喘ごうと唇を離そうとする瞳の口の中で、陵治の舌が絡みつく。
瞳は、大きな背中に回した手を離し、陵治と同じように耳を塞いだ。
陵治の舌と瞳の舌が互いの口で音を立て、ふたりの頭の中に淫靡な音が響く。
「たまんねぇ…」
「ああああぁっああああああぁ、陵治ぃぃ」
溢れ出る愛液で陵治のそれは濡れていく。
陵治は喘ぐ瞳の両手を持ち、胸に顔をうずめ、濡れた口の中に乳首を含んだ。
「あぁあああああ、ああぁあああああああぁああ」
瞳を強く抱き締めて下から秘部の奥を突き上げた。
乳首から唇を離して虚ろな目をした瞳の唇にキスをした陵治は、濡れた乳首を指先で摘み優しく刺激した。
「あああはあぁ、んッ…陵治、ああああぁあぁああぁ」
甘い吐息で溢れる部屋に、ふたりの大きな喘ぎ声が響いた。
秘部の深い部分ですべて放つと、瞳は陵治に震えながら抱きついた。
未だ繋がったままのふたり。
瞳の身体が震えると秘部の中も小さく震え、陵治は優しく抱き締めて頭を撫でた。
「大丈夫か?」
「初めて…イったの…身体がフワッと浮かんで落ちてって、身体がなくなるような…」
愛液と陵治が放った液が、瞳の秘部の入口から垂れて、陵治の太ももを濡らしている。
「やだ、何で?」
陵治は、秘部の中から離れようとした。
「疲れてるだろ?」
瞳の顔に汗で張りついた髪を優しく払いながら、微笑んだ。
「風呂、入ろう」
瞳は笑顔で頷くと、ゆっくり陵治から離れてシーツを纏った。
熱い液が、太ももから垂れるのを感じながらベッドを降りた。
陵治が瞳の手を取って、バスルームに向かった。
バスローブを着て、瞳が用意していたバブルバスのカプセルをバスタブに入れて、湯を入れた。
「こっちおいで」
ふたりは指を絡ませて広い洗面所に行き、陵治は自分のバスローブの紐を取ると、瞳の目を覆った。
まるで
サスペンス劇みたいで
うっとりしました
続編を希望します
麻奈美 さん 2022年4月23日