性欲が強くて困っている私に紹介されたのは、大学生の可愛い男の子でした (Page 2)
「亜希のこと、満足させられる男なはずだよ」
「私の性欲の強さ、舐めんなよ?」
「それ、自慢できることじゃないから」
性欲が強すぎて恋人と長続きしない、というのは亜希も同じだった。さすがに年の功というべきか、セフレについては厳選を重ねていたため、逃げだされることはなかった。しかし亜希が本当に、体も心も満たされるような最高のセックスをしてくれる相手には、いまだ巡り会えていない。
「まぁね、とにかく会ってみてよ。そんでもって、体の相性! セフレもOKな子だから、絶対付き合わなきゃってわけじゃないしさ」
「体の相性ねぇ、確かにそれはある。んじゃまぁ、連絡先教えておいて。適当にやるわ」
かくして亜希は、多賀島優人という大学生と、肉体関係を前提として知り合うことになったのだった。
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「亜希さんって、どんなエッチが好きですか?」
「何でそんなこと聞くの?」
「嫌な思い、させたくないんで。それにやっぱ、情報収集って大事じゃないですか」
「真面目だね…セフレに逃げられてビビってんの?」
梨子も同席のもと、カフェで顔を合わせた二人。挨拶や自己紹介もそこそこに、気持ちがそれない内にとラブホテルへ移動した。手短にシャワーを浴びて、備え付けのバスローブを緩く羽織って。初対面とはいえ、目的は既に決まっている。亜希としては、あまり余計なお喋りに時間を割きたくはなかった。
「じゃぁ質問、変えます。これだけは絶対に駄目ってこと、教えてください」
「痛いことと、汚いこと。あとは、気持ちよければ何でもいいよ」
「…キスも?」
「セフレとはしない主義じゃないから、好きなだけして」
最初こそ優人の生真面目さに辟易していた亜希だったが、ひとたび肌を触れ合わせれば、些細な不一致などどうでもよくなっていた。
「ンッ…は、ぁ…」
するりと忍び込んできた優人の舌は長く、ねっとりと這いながら器用に亜希の口内を蹂躙する。ほんの少しだけ、甘さを含んだように感じる唾液。息継ぎのタイミングが合う、それだけで亜希は彼との相性の良さを実感していた。
「ぁッ…ンはぁ…」
セックスが始まってしまえば、優人は思いのほか寡黙だった。緊張していて余裕がないとか、逆に性欲処理以外の目的や感情がなくて気怠げだとか、そんな風でもない。指先や唇、舌、それから息遣いや視線に至るまで。絶えず亜希を主体とした愛撫を丁寧に施し、もはやそれは奉仕とも呼べる領域だった。
「…可愛い」
「あッ…ンぁ…」
あるある
若い精力が伝わって
拝読していて
もじもじしてしまいました
やっぱ若いって良いですよね
精子 さん 2022年4月21日