性欲が強くて困っている私に紹介されたのは、大学生の可愛い男の子でした
「男」「オナニー」「セックス」を趣味とする肉食系女子の亜希は、親友・梨子(りこ)からの紹介で、6つ年下の男子大学生とワンナイトラブをすることに。一見すると大人しそうな可愛い系男子の優人(ひろと)だったが、そのテクニックたるや凄まじく…
「亜希、今ってフリー?」
「先月に別れて以来、彼氏できてないですが?」
「じゃぁセフレは?」
「彼氏できたときに全部切ったから、またゼロから集め中」
吉澤亜希、27歳。職場では大人しそうで真面目なキャラを通しているが、学生時代からずっと変わらず、趣味は『男』と『オナニー』そして『セックス』。合コン、インカレサークル、キャバクラ、ガールズバー、風俗、パパ活、マッチングアプリ…とにかく、あらゆる方面へ手を伸ばしては、絶えず異性との繋がりに飢えていた。
「私の大学の後輩、紹介してあげよっか?」
「後輩? あぁ、あれ? 梨子がOBとして、たまに顔出してるサークルの関係?」
間宮梨子、亜希の高校の同級生。 長身でパッと目をひく美人、そして底抜けに明るくて面倒見も良い。けれども酒癖は非常に悪く、借金こそないものの宵越しのお金はもたない主義。二人の付き合いはかれこれ10年以上に渡り、学生時代を終えた今も、何でも話せる親友として頻繁に顔を合わせていた。
「そう、そう。多賀島優人(たかしまひろと)くん、っていうんだけどね」
「いくつ?」
「21」
「は? 現役の学生じゃん。さすがにそこまで歳下には興味ないんだけど」
つまらなそうに頬杖をついて、亜希は手の中のグラスを弄んだ。行きつけの居酒屋のボックス席、まだ二人とも酔いはまわっていない。冷めて硬くなりつつある焼鳥を食べながら、見慣れたメニューをだらだらとめくる亜希。そんな彼女の様子を気にするでもなく、梨子はスマートフォンの画面を差し出してきた。
「この子。イケメンでしょ? 性格もいいし、実家も太いよ」
「別に旦那候補じゃないし、実家とかはどうでもいいけど」
「亜希のお金をあてにしてこないよ、ってこと。セフレの延長であれこれタカられるの、ダルいじゃん?」
そこに写っていたのは、控えめに微笑む美青年。分類するならば『可愛い系』だろう。服装は地味で大人しく、確かに品は良さそうだが、いわゆる量産型寄りの男子に見えた。
「童貞もらってください系ならお断りだよ?」
「違う、違う。性欲強すぎて彼女と長続きしない、最近はついにセフレにも逃げられたって」
「それ、下手くそなだけじゃね?」
「私の彗眼に狂いはないって。普段の言動や所作を見るに、優人くんは上手いと思うよ。少なくとも、女の子を蔑(ないがし)ろにはしない」
梨子は『男を見る目』ことに『セックスの上手い男を見つけること』には長けていた。しかし彼女は面倒みの良さが仇となって、そのような男たちをことごとく『ダメ男』に育ててしまうのだが…
あるある
若い精力が伝わって
拝読していて
もじもじしてしまいました
やっぱ若いって良いですよね
精子 さん 2022年4月21日