育ての親から恋人へ、14年間の片想いを実らせて (Page 4)
それからゆっくりとベッドへ押し倒された私は、されるがままに、忢さんに膝裏を抱えられるのを大人しく眺めていた。
「あぁッ…ン、ゃ…ぁ…」
おもむろに私の秘部へ忢さんが顔を埋め、思わず甲高い声を漏らしてしまう。器用な唇と舌と指先に蹂躙されて、愛液がとぷとぷと溢れ出てくるのがわかった。膣の中をゆっくりと擦りあげて慣らしていく2本の指、絶妙な加減でクリトリスを刺激する舌。さらには粘膜を食むように、ねっとりと絡みついてくる唇。
「あぁぁぁッ…だめ…ぁ、あ、ぁ…イッ、くぅ…ッひゃぁぁぁッ…!」
他人の手で絶頂を迎えるのなど初めてで、抗えない快感に私の内股は強張りながら痙攣していた。そして腹の内側から湧き上がる肉欲が忢さんをこれでもかと欲して、羞恥よりも大いに勝るそれに私は狂わされていく。
「さとる、さん…はやく…はや、く…」
「上手におねだりできて、えらいね」
「ッく、ぁ…は、ぅ…」
「ゆっくりね…ゆっくり、しないとね」
自身に言い聞かせるようにそう呟きながらも、忢さんには余裕があるように感じられた。あの太ましい雄に貫かれる喜び、大好きな人と繋がれた喜び、忢さんから大事にされている喜び。その全てが堪らなく愛しくて、私はぎゅっと忢さんの首すじにしがみつく。
「あぁッ…ンぁ…ぁ…」
「ここが愛美はいいんだね…可愛い…可愛いよ」
初めてだというのに、忢さんは私より私の性感帯を心得ていて、気持ちよさを存分に与えてくれた。まだ行為に慣れない体は僅かに痛みを感じているものの、それを遥かに凌駕する愉悦に満たされて、私は再び絶頂への階段をかけ上っていく。
「あぁぁ、ぁ…さとる、さ、んッ…」
「愛美…かわいぃ…ずっと僕だけのもので、いて…かわいい…めぐ…」
「すき…さとるさん、だいすき…」
「僕も愛美のこと、好きだよ…愛してる、めぐ、本当に大好きだよ」
打ち付ける腰の動きが速さを増して、私を抱き締める腕にも力がこもる。肉筒がぴったりと忢さんに吸い付いて、押し寄せる多幸感に頭の中が全てとろけた。
「あぁぁぁ、イクぅ…イッちゃう、ぅ…」
「一緒に、イこうね…」
「ンぁ、ぁああッッ、ぁ…ッンッ、ぁあぁぁぁッッ…!!」
そこからしばらくはもう、ふわふわとした気持ちよさしか記憶になくて。大好きな人と結ばれた幸せに満ちながら、与えられる口付けに甘えて、私は全てを忢さんに委ねたのだった。
Fin.
育ての親
これも、すごくいいです。オナニーしたくなっちゃった
鈴木 さん 2022年7月20日