幼馴染の彼と“仲良く”するエッチな遊び (Page 4)
無理矢理くっついていった、郁の代の成人式はすごかった。
小綺麗な顔をした郁は、私の想像よりもずっと女子に人気があって、おまけに地元を離れると決めていた郁にみんな駆け寄ってきた。
中には私なんか太刀打ちできないほど綺麗な人や、同級生として郁と仲良さそうな人もたくさんいて――アレを見て、私はひそかに告白を決意したのだ。
もしかすると、郁も同じだったのかもしれない。
「郁…あのさ」
「ん?」
郁は私を離そうとしない。その腕の痛いくらいの力に安心して、私は口を開いた。
「郁が好きだよ」
「知ってる。東京来たら結婚な」
「うん」
私達は幼馴染だ。
だからきっと、お互いの気持ちなんてわかっていた。
それでも不安になる気持ちは止められない。
だったら、いつもよりも“仲良く”すればいいだけである。
*****
家に誰もいないことをいいことに、じゃれ合いながら自分の部屋のベッドまで移動する。
両想いに浮かれているとはいえ、さすがにリビングでどうこうする勇気はない。
部屋に入って郁の膝上に乗り上げるなり、目の前にあった薄い下唇を吸うと、郁は心得たように口を開けてくれる。
舌を絡ませてるだけでも、信じられないほど気持ちが良い。
郁の舌が、私の上顎をくすぐる。私も郁の舌の裏側を舐め、開けっ放しの口から唾液がこぼれ落ちる。
その唾液のあとを追って郁の喉を舐め、シャツの隙間から手を差し込み、服をずり上げた。
「はッ…由良からシてくれるわけ?」
いいつつ、郁はルームウェア越しに私のクリトリスあたりを引っ掻いてくる。
その刺激に早くも腰が砕けそうだが、なんとか郁からシャツを引っ剥がした。
「そッ…うだよ…だから、郁はあんまり触っちゃ駄目」
「そりゃ生殺しだな。いつもビデオ通話で我慢してんのに」
おかげでオカズには困ってないけどな、なんて最低なことをいいつつ、郁の息は興奮しているせいかすでに上がっている。
硬い生地のボトムを盛り上げる怒張に手を添えつつ、私は口を尖らせた。
「そんなの、こっちも一緒だし」
もちろん、録画なんてことはしてないが。
一人でスるときはいつも、郁の声を思い出してた。
ベルトを弛(ゆる)め、急(せ)く手で郁のモノを取り出す。
久々に間近で見たソレは、記憶にあるものよりも大きい気がした。
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