女王様キャラはベッドの中ではお休みです (Page 2)

ラブホテルのSMルーム。黒と赤を基調とした内装に、アダルトグッズや拘束帯のついた器具が並んでいる。私は廉さんの足元に跪(ひざまず)きながら、肉棒を口に含まされて息を詰めていた。

「ンンンッ…」
「いいよ、その顔。すごくそそる表情、できてるよ」

喉奥にぬるりと先端が入り込み、容赦なく私の呼吸を奪いにかかる。嘔吐(えず)きそうで苦しい、でも恍惚と呼べるほどに気持ちいい。廉さんによってすっかり口奥の性感帯を開発された私は、されるがままに喉という『穴』を犯されていた。

「ッぷ、ぁは…ぁ、ンぁぅ…」
「はい…出すよ」

存在感ある剛直が引き抜かれた直後、私の顔面には生温かい精子が降り注いでいた。びゅっ、びゅりゅ。始めは唇や鼻筋を目掛けて、その後は絞り出すようにして頬に。そして最後は額から顔全体へ、ぬめぬめしたペニスを擦り付けられていく。

「えっちなポーズで1枚撮っておこうね」

今日はシースルーのバニーガール風衣装で、廉さんとラブラブセックスだ。乳首は透けているし、股のクロッチ部分の布は無いオープンタイプ。まん丸でフワフワの尻尾は衣装ではなく、アナルプラグを私のお尻に入れていた。廉さんの精液まみれの顔でピースをして、全身とドアップでそれぞれパチリ。

「じゃぁここから動画まわしていくからね」
「ッはぁ…ぁ…」
「もうびちょびちょにしちゃって…歩夢ちゃん、本当にスケベだね」

1人がけ用ソファへ押し込められた私は、陰部が丸出しになるようにM字に大きく脚を開く。廉さんの慣れた手つき、よく使い込まれた赤の麻縄。手足をまとめて拘束された私の秘部は、まさに蜜壷という表現がぴったりなほど愛液にまみれて潤んでいた。

「ッひぅ…はぅッ…」
「また乳首大きくなった? ニップレスからはみ出しそうだね…下品だなぁ」

乳頭を強くつままれ引っ張られ、陰部にはパシッと鞭打ちの痛みがはしる。普段のキャラクターやコスプレでは鞭を持つのは私の方であり、SNSでは『叩いてほしい』などといったコメントが多数寄せられる。そんな私だが本当は叩かれるのが大好きで、痛みは快感、そして生きている実感だった。

「尻尾のプラグ外してさ、今日はアナルしようね」
「は…はい…」
「宜しくお願いします、でしょ?」
「ンひぃぁッ、ああッ…よろしく、おねがッ、ぃ…しま、しゅ…」

鞭の柄のてっぺんでクリトリスをぐりぐりと刺激された私は、嬌声をあげながら廉さんの言いなりになっていた。まだ廉さんと繋がってもいないというのに、既に絶頂の兆しが見えている。挿入されたらきっとイッてしまう。イッてしまって、廉さんからお仕置きをされたくて堪らない。

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