元カレと会社の倉庫で…

・作

3年前、年上の彼氏が海外に赴任することになったが、私は海外について行くことが不安で彼とは別れた。その3年後私は転職をした。初出勤日に私の上司として現れたのは元カレだった。気まずい中彼に会社を案内される。最後に倉庫に行くと、そこで彼から「お前を忘れたことはないよ」と迫られ…。

3年前に結婚を考えた年上の彼氏がいた。
でも彼が海外赴任になって別れた。

私の覚悟がなかったせいで…。

それから誰とも付き合わず、3年間仕事に熱中した。
頑張ったおかげか別会社にヘッドハンティングされ転職することになった。
今日がその初出勤日。
上司となる人と初めての顔合わせだったのに…。

「…空(そら)なのかい?」

その上司が元カレの真斗(まさと)だったなんて…!

「真斗…」

*****

気まずい中、彼に会社を案内される。
言われたことをメモすることで場を繋ぐ。

「最後が倉庫だ。ここには顧客情報や機密情報の資料などが保管されている」

パスワードとカードがなければ入ることが出来ないらしい。
パスワードはメモ禁止のため暗記するしかない。

「一度入ってしまえば出るのは簡単だ。オートロックで勝手にしまる。だが入るためには申請とカードとパスワードが必要になる」

彼の言葉をメモに書く。

「だからここにはカメラもない。防音設備も備わっている」

「そうなんですね…。あの、申請は本人じゃなければ出来ないんですか?」

「基本的にはそうだが、今回みたいな研修などは例外で一緒に行動する人が申請すればいいんだ。理由はなんだと思う?」

「…前日までに申請する必要があるためだと思います」

「正解だ」

そうにこやかにいう彼はあの時となにも変わらない優しい笑顔だった。
私よりも頭のいい彼と同じ会社になるなんて昔では考えられない。
そう考えていると急に彼に手を引かれる。

「っな、なに!?」

驚いて思わず大きな声がでる。

「他人行儀はやめろ。俺とお前の仲だろう?」

「でも会社の中では上司と部下です」

この関係の方がきっと私たちの為だ。
イケメンで仕事も出来る彼に彼女がいないわけがない。
だってあれから3年もたっているんだから。

「それでも俺はお前を忘れたことはないよ」

いい終わるのと同時に後頭部に手が回りキスをされた。
「んっ!」と驚きながらメモをしていた手帳とペンを落とす。
段々深くなる口付けに息ができなくなる。

「んっ、っふぅんん…!」

力なく彼の胸板を叩く。

「っはぁ…はぁ…」

「まだ息を止める癖変わってないんだな」

だって私は真斗と別れてから誰とも付き合ってない。
それなのにどんな変化があるっていうの!

「なのにあの頃より綺麗になった」

「…え?」

頬を撫でながら愛おしい人を見るように私を見てくる。
まさか真斗はまだ私のことが好きなの…?
そう思ったら顔に熱が溜まる。

「そんな顔されると手加減できなくなる」

そういうと私の脚の間に彼の脚が入り私のアソコを太ももで刺激し始めた。

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