アイドルのマネージャーは今夜も大忙しなんです (Page 2)
テレビ出演やミニライブのMC等で、トークをまわすのは基本的にハル君の方だった。ファンサービスも控えめなケイ君は塩対応とよく言われ、ファンの子の応援うちわに『表情筋使って♡』と書かれたこともある。
真面目、ドS、淡白、冷ややか、自尊心高そう。そんな評価を受けるケイ君だったが、ベッドの上ではまた違った顔を見せてくれるのだった。
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「ン…紗代、さん」
「ぁ、んぅ…ケイ、君…」
諸々の挨拶や準備を終え、ライブ会場から帰宅の途についたのが20時過ぎ。ハル君とケイ君そして私は、同じマンションに住んでいる。
私の業務を最初に任命した事務所の社長が「その方が色々と都合がいいでしょ」と用意したもの。部屋こそ違えど行き来は簡単で、週刊誌の取材対策としても有用だった。
「おっぱい…」
「いいですよ、好きなだけどうぞ」
ファンや関係者のほとんどは想像できないだろう。あのクールで塩対応なケイ君が、おっぱいなどと口走りながら、甘えた表情でマネージャーの胸元に吸い付いている姿など。
「ん…ッ、ン、く…」
「ケイ君、相変わらず濡れやすいですね。カウパー、いっぱいだよ…今日はもうパンパンだから、このまま1回出しちゃいましょうね」
まるで赤ちゃんのように私の乳首をちゅくちゅくと吸うケイ君の陰茎を、私はリズミカルに扱きあげる。竿を握る私の指に溜まるほど先走りが溢れ、鈴口や裏筋を擦ればとても素直にケイ君の体が跳ねた。
「おっぱい、好き?」
「紗代さんの…すき、です」
「うん…いい子」
「ぁ、ぁッ…イ、く…出るッ…」
私の手の中でたっぷりと射精したケイ君は、とろんと目尻を潤ませていた。それからぎゅっと抱きつくように私を押し倒して、何度も何度もキスをねだってくる。ケイ君とのセックスの序盤は、大抵いつもこんな雰囲気だった。
「ッン、はぁ…紗代さん、したい…」
「じゃぁゴムつけようね」
エッチになると至極甘えん坊になるケイ君は、私にコンドームをつけてもらえるのが嬉しいらしい。世の女の子たちが泣いて欲しがりそうな男の象徴を、こんな風に独占できるのが私の特権だった。
「今日はどうしますか?」
「目隠しと、手首拘束で…騎乗位、とか」
「明日があるから、手首は緩めに縛りますね」
ケイ君は少々マゾっ気がある。痛いことは好まないが、こうやって軽い拘束で私優位に進めるセックスに興奮するようだ。ケイ君からの要望で、彼のお尻の穴にアダルトグッズを入れて私を抱かせたこともある。
「ッぁ…さよ、さんッ…」
「気持ちいい?」
「ン、ッぅ、きもち、い…」
「まだ出さないで我慢ですよ」
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