エステに来たと思ったら、性感マッサージされ、最後まで!?聞いてないよ! (Page 2)

「うち、性感マッサージもやってるので。追加料金は結構です」
「性感マッサージ?そんなこと知らな…」

彼の指の動きは止まることがなく、感じてしまって、涙ぐんでしまう。
元彼の時は乳首でこんなに感じることはなかった。
彼のテクニックが優れているんだ、なんてぼんやり思ってしまう。

「気持ちいいですか?」
「は、はい…」

乳首の上をカリカリと掻かれるようにされて、体が跳ねる。
彼が少し笑って、

「じゃあ、下もしていきますね」

と言い、バスタオルをどけて下半身にオイルを垂らしていく。
太ももから丁寧にほぐしていく。
特に内側が弱いということを見抜いて、何度も内側を撫でられる。

その度に体がビクッと反応し、またそれ以上のことを欲してしまう。
次第に下半身が熱くなっていき、早く触って欲しくてたまらなくなる。

太ももの内側から彼の手が敏感な部分に触れる。
オイルで滑らかになった指で、ゆっくり割れ目を往復される。

「あっ…ん」

まるでセックスの時のように、声が出てしまう。
初対面の若い男性にそんなことをされながら喘いでしまうなんて、自分でも恥ずかしくなる。

焦らすように、割れ目の部分やびらびらの部分を優しくマッサージされる。
元彼はそんなこと一度もしてくれたことがなかったから、前戯って大事だな、なんてうっすら思う。

「クリトリスだけでなく、ここも立派な性感帯なので、気持ちいいですよね」
「あ、はい…すごく気持ちいいです」

そして、彼の指がクリトリスにそっと触れる。
触れるか触れないかの優しいタッチで、とんとんと刺激される。

「んっ…」

あまりの気持ち良さに驚く。
周囲をしっかりマッサージされているから、少しの刺激だけで感じてしまう。

オイルで滑らかになった指でクリトリスを軽く刺激される。
上下に擦られるだけで、涙が出るほど気持ちが良くて、すぐに絶頂に達しそうになる。

「いっていいですよ」

指の動きが少し早くなる。
一定のリズムでクリトリスを擦られて、腰が跳ねる。

「あっ…いっちゃう…」

自分でするのより、各段に気持ちが良くて、頭の中が真っ白になっていってしまった。
少しの間、放心状態になる。

「お疲れ様でした。40分の全身コース終了です」
「あ、ありがとうございました…」

目を開けるとイケメンと目が合ってしまい、あんなことをこの人にされたのだと思うと、羞恥心でいっぱいになる。

「続き、この後します?」
「は?」
「延長料金も無料にしておきます」

彼が私の上に覆いかぶさってくる。
状況が呑み込めない。

「最後まで、いいですか?」
「え…?」

会社の近くにできたエステは、性感マッサージもやっていて、そしてこの後最後までしてしまったなんて、今朝の私がどう予想できただろうか。
イケメンエステティシャンのテクニックに身をゆだね、幸福感に満ち溢れた夜を過ごした。

Fin.

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