優しい元カレと深夜セックス。愛のあるセックスに満たされちゃうよ。 (Page 2)
「んっ…」
彼の指が下半身に触れ、疼いてしまう。
ショーツを下ろされ、指がクリトリスに触れる。
そのまま、指で敏感な部分を刺激され、声が大きくなってしまう。
「あっ…あっ…」
「もうその声、俺以外に聞かせないで」
目を開けて、彼を見る。切なげな表情に胸が締め付けられる。
彼のことがまだ好きだったのに、流されて他の男と付き合ってしまった自分。
本当に大切なのは、彼だったのに。
愛液を擦りつけられ、クリトリスを一定のリズムで刺激される。
気持ち良くて、涙が自然に溢れてくる。
「もっと気持ち良くなって」
そう言って、クリトリスに彼の舌が触れる。
「それ…だめ…」
私が一番気持ち良くなってしまう方法で、彼は丁寧に愛撫してくれる。
びくっびくっと腰が揺れる。
「あっ…んん…」
すぐに絶頂が近くなっていく。
彼の舌の動きに合わせて気持ち良くなってしまい、涙が零れる。
クリトリスを軽く甘噛みされて、体を弾ませ、いってしまった。
「ほんと可愛い」
目を開けると、優しい眼差しで彼が私を見つめてくれる。
頭を撫で、ぎゅっと抱きしめてくれる。
「入れるね」
彼のものが入ってきて、懐かしい感覚に包まれる。
彼とのセックスが大好きだった。
優しい前戯。本番だって無理なスピードで動かず、私のことを見ながらペースを合わせてくれる。
「んっ…」
奥を突かれて、子宮が疼くのを感じる。
愛されているって実感できるセックス。
今の彼の自分勝手なセックスと比べてしまって、また涙が零れてしまう。
「もう泣くなよ」
涙を指で拭って、また頭をそっと撫でてくれる。
「大丈夫、俺がお前のこと、もう泣かせねえから」
「うん…」
彼とは別れよう。
こんなに私のこと、大切にしてくれる人、他にはいないって分かったから。
「いっていい?」
私の中で、彼が果て、ペニスが抜かれる。
セックスが終わった後、私は急に寂しくなる。
彼がぎゅっと私を抱きしめてくれる。
「俺がお前のこと、一生幸せにする」
ずっと言われたかった言葉。
「おいで」
セックスの後は寂しい。
でも彼は寂しいなんて思う暇もないくらい、幸せを与えてくれる。
ぐっと涙をこらえる。
もう泣かない。彼と幸せになりたい。
「ありがとう。私…」
「うん。大好きだよ」
彼の腕にずっと抱きしめられながら過ごしたその夜を私は忘れない。
大切なものに気づいた、そんな夜だった。
Fin.
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