はじめて風俗に行ったら年下イケメンと… (Page 2)

13時55分。

と、こんなわけで初めての女性用風俗に予約してしまったわたしは、今になってすごく帰りたくなっています…!

何度も化粧が崩れてないかチェックする。

前髪を整えて、あたりをキョロキョロ。

ああああああ…なんで予約しちゃったんだ昨日のわたし!

すっごく緊張するんだけど!!!

「あのー、もしかしてサヨさん?」

後ろから突然声を掛けられびくっとしてしまう。

「はいっ! そそそそ、そうです…」

「合っててよかった! リクです! 今日はよろしくね」

ホームページに載っていた通りの、可愛い系男子。

背は180くらいの華奢な感じ。

この人と、今から…

「サヨさん、こっちだよ。一緒に行こう」

手を握られ、ホテルへと案内される。

えええ、いきなり手って…いきなりすぎません!?

*****

「流れを説明するね」

ホテルのベッドに座りながら、リクは話し始める。

「まずはお風呂でシャワーを浴びて、そしたらスタート! 帰りは一緒にお風呂に入るよ! 以上!」

「えと…わかりました」

「ふふ、敬語じゃなくてタメ口でいいよー」

「うん…そしたら、シャワーしてくるね」

緊張で目を合わせられないままシャワールームへ。

ムダ毛の剃り残しがないか入念にチェックする。

その後のことを想像してか、すでにむずむずとしていて、濡れている自分がいた。

*****

こっちおいで、と手招きされ隣にちょこんと座る。

ふわっと甘い香水の香りがして、この人に合う香りだなと妙に納得する。

頭をふんわり撫でられ、ビクッとしてしまう。

「サヨさん、緊張してるでしょ。 こっち向いて…」

キレイな二重の瞳に吸い込まれそうになる。

目の下の泣きボクロが可愛い。

ちゅっ…と優しくキス。

心がくすぐったくなるような、好きな息の香り。

「ねぇ、サヨさんはどういう感じにしてほしい?」

「ど、どういうって?」

「例えば、優しく、とか。縛って、とか色々」

自分の口でそんなことを言うなんて…顔がかぁっと熱くなる。

「顔が赤いよ? 身体も熱い。恥ずかしがらずに俺に教えて? サヨさんのしてほしいこと」

「…優しく、してほしいです…あと…壊れるくらいイってみたい…」

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