また会うことができたら~茉優と和泉~ (Page 2)
茉優の指がゆっくりと入ってくる。
「和泉、気持ち良かったんだね」
水音がする。
茉優に触られて、高ぶらない訳がない。
茉優の指が私の弱い所を撫でるだけで、意識が遠のきそうになる。
「あっ、んっ、いい…」
「和泉、好きは?」
「ま…ゆ」
「なぁに?」
「しゅきぃ…」
ろれつが回らない「好き」に。
茉優は満足そうにうなずき、そして指を激しく動かした。
腰が跳ねる。
声も身体も。
自分のものじゃないみたい。
「和泉、好きよ」
茉優の声に導かれるかのように、私は意識を手放した。
*****
言葉にすると、消えてしまいそうなほど。
あの頃の私たちの関係は、もろくて儚かった。
でも今は。
お互いに少しだけ怖がりながらも、一緒にいることを望んでる。
「和泉、私大人になって、わがままになったみたいよ?」
「どうして?」
「和泉の全部が欲しい」
茉優の瞳は真剣で。
だから私も真剣に。
「最初から、茉優のものだよ」
って伝えることができた。
「和泉、ありがとうね」
茉優の笑顔は、制服の頃に2人で見た向日葵みたいに輝いてる。
この笑顔が、私だけに向けられてる幸せに涙が滲んだ。
Fin.
1 2
なんて
仲良しな茉優と和泉でしたね。読んでみて発情したくなるくらい面白かったです😃 次回作楽しみだな。
みったん さん 2023年1月15日