本当の名前、教えて? (Page 4)

鉄二の手が紗夜の顔に伸びると、頬を伝う涙を指で拭った。

「ねぇ…もしかして…俺のことで泣いてるの?」

「…お願い…私に…優しくしないで…」

紗夜の顔を優しく手で包んでいる鉄二の手を振り払いながらいった。

「聞いてた?俺、仕事なんてどーでもいいから記者ってバラしたんだよ?」

「私…」

(あぁ…鉄二さん…)

「ん?」

「さ、紗夜…」

「紗夜さん?紗夜…紗夜か…可愛い名前…こっち」

紗夜の手を取り、鉄二は公園の裏手に回ると、シャッターが閉まったコンクリートの建物の前で足を止めた。

「…ちょっとシンドイこと聞くけど…男性…元カレに何かされた?」

紗夜は胸がズキンとするのを感じた。

「さっきのキス…全力で拒否られてるって感じて…俺だから?」

「…お、男の人…怖くて…」

「あのさ紗夜さん…俺も男だって分かってる?」

「え?…」

紗夜は戸惑いながら俯くと、顎先を鉄二の指先が触れて上を向かせ、首を傾げて紗夜を熱い視線で見ている。

(何なの鉄二さん…気持ちが…傾いてく…)

「紗夜さん、分かってないでしょ?」

紗夜は首を横に振った。

「鉄二さんが男性だって分かってて、私、今ここにいます」

「さっきはそう思えなかったけどな…」

紗夜の身体を優しく建物に押し付けた。

「紗夜さん…分かってる?」

数秒の間、ふたりは見つめ合うと、鉄二は紗夜の唇を奪い、右手で左胸に優しく触れた。

キスの合間、鉄二の甘い息が顔に降りかかり、紗夜は俯いてキスを拒んだ。

「紗夜さん…心臓…動きが速いけど…俺のこと、突き飛ばして帰ってもいいんだよ?」

紗夜は怯える心と裏腹に、鉄二の言葉に下半身を疼かせていた。

「て、鉄二さん…彼女いるでしょう?」

驚いた表情をした鉄二は、紗夜を見て微笑んだ。

「彼女も、彼氏も、嫁も、子供もいない。好きな人はいるけど…気になってるの?俺のこと…」

紗夜は鉄二を見上げて頷いた。

「好きな人のとこ反応しないんだ?」

「え?あ…」

紗夜は、鉄二の身体からすり抜けて離れていくと、腕を掴まれた。

「ダメだって…おいで、俺の好きな人」

「え?」

掴んだ紗夜の腕を引っ張り、顔を近付けてキスをすると、たどたどしく紗夜も応えた。

鉄二の左手が、スカートのウエストから入っていき下に向かうと、パンティの濡れている部分を触った。

「あっ…ぁあン」

「あぁ…凄い濡れてる…俺、さっき我慢出来ないっていったよね?」

「え?…ァあ…や…ぁああぁあん」

鉄二は紗夜の前で跪くと、素早くスカートの裾に頭を入れてパンティを脱がし、蜜で濡れた秘部を舐め始めた。

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