初夜、旦那様はたくさんイカせてくれました (Page 4)
「撫子」
久雄は唇がふっくらと重なり合う程度のキスを落とす。
名を呼ばれ、撫子は恥ずかしくなった。情事の後の身体の疲れが、今までの行為を刻み込まれているようで、自分がとてもはしたなく思えた。
「大丈夫ですか?痛むなら言ってください」
優しい。
この時撫子は、久雄に嫁いだことを心から良かったと思った。
自分を愛しんでくれる、情事の後でも気遣ってくれる男性と結婚できたのだ。
「…大丈夫です、ありがとうございます」
撫子が微笑むと、隣に寝た彼もまたふわりと微笑んだ。
「…ひゃっ!だ、だんなさま!?」
「はい?」
「ぇっと…んっ!どうして、胸を…」
彼は自分の横に寝ながら、まだはだけている撫子の胸を揉み、突起をつまむ。右手ではのけぞろうとする背中を指の腹で一直線に撫でられ、撫子は甘い吐息を零した。
「まだまだ撫子は、気持ちよくなれるでしょう?若いのですから」
「あっ、あっ、あっ…でも、私もう…!」
「撫子、そんな顔をとろけさせていたら、誘っているようにしか見えませんよ?」
淫らなことが、好きなんですね。
久雄は自分の耳元で、まるで息のように言葉を囁いた。低い彼の声音と、自分の肌の感触を確かめるように淫らになぞる指には逆らえない。くにくにと両方の胸の突起をいじられれば、撫子は少し掠れた喘ぎ声を漏らした。
「やぁ…んっ!だんな、さま…っ!あっ!」
自分の秘部から、精液と愛液とが混ざりあった液体がごぼりと垂れてくる。
「私は、君を一生大事にします」
また撫子は久雄の手によって、じっくりと執拗に犯される。
彼は撫子の秘部に手を伸ばす。
また、気持ちいいことが始まってしまう。
撫子はあられもない声をあげながら、彼の愛撫を喜んで受け入れ始めていた。
Fin.
レビューを書く