非常ドアの向こう側で (Page 5)
美羽はまだ立ち上がっている谷口のペニスを優しく握り、上下させていた手を止めた。
谷口は美羽の柔らかな胸を下から揉みあげて、2本の指を使って乳首を刺激した。
「ああぁっあん、秀人…さん」
「うぅっ、美羽さん…」
「秀人さん…敬語、止めて」
美羽の乳首を摘み先端に優しく触れると、喘いだ美羽の手が上下に動き、ペニスの先端が濡れていった。
「うっはぁっ、美羽…挿れていい?」
美羽の秘部に触れると手のひらが愛液で濡れ、谷口はバッグからコンドームを出すと、美羽が袋を取って破りペニスに着けた。
谷口は、美羽の右の太ももだけ持つと、大きなペニスを愛液で濡れる秘部に挿れ、左の太ももに手を伸ばした。
「はぁあぁああんん…秀人さん」
「うぅっ、美羽…奥まで入れるよ?痛かったら、いって…」
手を伸ばした反対側の太ももを抱え上げると、目がとろんとしている美羽の身体をドアに押しつけて、濡れている秘部の奥まで挿れた。
「あぁああん、あっ、あっああぁ…」
「ううぅっ、美羽の中が…うっはあぁっ」
谷口の硬いペニスが濡れた美羽の秘部で大きくなり、ゆっくりと腰を動かして奥を突くと、目の前で揺れる胸に唇を這わし乳首を含んで舌先で舐めまわした。
「いや、イッちゃうぅ、ダメ、だめ」
乳首から唇を離すと、美羽にキスをした谷口は、ペニスに絡みつく秘部に刺激され、腰の動きが速くなった。
「あぁああぁああん、ダメ、いやぁ、まだイキたくない」
「ううぅっ、はぁぁあっ、締めつけると」
谷口は美羽をドアから離し、太ももを持って抱えると、小刻みに奥を突いた。
「や、やぁあんんっ、イク、ダメ、イクいや…あぁあんん」
「あぁっ、こんなに、濡らして…うっ、あぁあっぁ」
谷口は腰を突き上げて、うねる美羽の秘部の奥で、すべてを放った。
谷口のコートの中で、赤い顔をしたふたりは、おでこをつけて甘い息を吐きながら微笑んでキスをした。
*****
美羽は、コートを腕に掛けて、足早に直樹の部署へ向かった。
「最近の件でお伝えしたいことがありますので、改めてこちらから連絡させていただきます」
「え?あ…了解しました」
直樹は、美羽の突き放すような強い口調に圧倒されていた。
足早に歩きながら、谷口からプレゼントされたコートに腕を通すと、エレベーターの前でタブレットを覗きこんでいる谷口の横に立った。
「大丈夫ですか?」
谷口はタブレットから視線を外さず心配そうに呟くと、美羽はタブレット覗きこんでタップし、さっき撮った赤い顔をして微笑むふたりの写真を指で拡大した。
「この資料について、お伺いしたいんですけど…」
色違いのコートを着たふたりは、下に向かうエレベーターに乗り込んだ。
Fin.
レビューを書く