非常ドアの向こう側で (Page 4)

「ストッキングはダメになってしまったみたいです…大切な人に卑劣なことをして、謝罪の言葉もありません…データはすべてUSBに。そのキーでドアが開きます」

突然の谷口の言葉と行動に、美羽のもつれた気持ちは解けていき、真っ赤にした顔を見られないように目をそらすと、膨らんだスーツの股間が濡れているのが目に入った。

「こんなこと言える立場じゃないですが…すいません、恥ずかしいので見ないでもらえますか?」

谷口も顔を赤くして立ち上がると、同じブランドのトレンチコートの下のボタンを留めた。

美羽は、谷口の意外な言葉に、顔をさらに赤くすると、手のひらのキーとUSBメモリを谷口のコートのポケットに入れた。  

「秀人さん、あの…」

「え?」

谷口は下の名前で呼ばれ動揺すると、美羽はさっきの谷口のようにコートの間から手を入れると、ベルトに手をかけてファスナーを下ろした。

「だ、駄目です。止めてください」

手を払って抵抗する谷口のパンツの中に美羽は手を入れると、濡れて硬くなったペニスを優しく出して液をまとわりつかせるように上下に愛撫した。

「あぁっ美羽さん…ダメです」

美羽はひざまずいて甘いため息をつくと、顔を上げて『谷口秀人』という男性と熱い視線を交わし、ペニスの竿の部分から舌を這わせ、溢れる液を舌先を回してぬぐった。

「はぁぁ、ああぁっ…」

顔を赤くし、もだえる谷口と目が合うと、美羽はペニスを口の奥まで入れ、音を立てて前後に頭を動かした。

谷口は、美羽の顔に触れて力を入れて離そうすると、谷口を見ながら舌を絡ませてペニス全体を吸い上げた。

「み、美羽さん。そんな、うっ…あぁっ」

秀人は、美羽の口の中ですべてを放つと、すぐにしゃがみこんだ。

「美羽さん、吐き出してください」

美羽は潤んだ目でうつむくと、谷口は顔を覗きこんで唇を重ね、自分が放った液を美羽の口からすべて吸い取り、むせて吐き出した。

「初めて口にしました。あの…私のこと、下の名前で呼んでいただけますか?」

顔を赤らめて頷いた美羽を、谷口は自分のコートのボタンを外して包み込んで立ち上がらせると、ふたりは熱いキスを交わした。

舌を絡ませながら、谷口は美羽のコートのボタンを外し、ブラウスの胸のボタンを2個外すと、背中のホックに手をかけた。

「美羽さんが欲しい」

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