有名ドS学者の洗脳的セックス~脳もカラダもとろけてもう拒否できない~ (Page 3)
由香里は砂に足を取られてよろめいた。
海斗は受け止めるように、由香里の手を取ってぎゅっと握る。
海斗の手は温かくて大きくて男の手という感じがした。
由香里は海斗の腕に寄りかかる。
海斗は由香里に応じるように肩を抱いた。
「顔が好きなんだよね。この顔好き。見た瞬間、気に入った」
海斗は由香里の顔を覗き込む。
由香里は自分に自信がない。
容姿を褒められることもほとんどないのに、海斗は好きな顔だと言ってくれた。
今にもキスしそうな距離だった。
由香里はすでに濡れている。
一緒にいるだけでここまでのフェロモンを感じた男の人は初めてだった。
*****
少し砂浜を歩いたあと、海斗の誘いで砂の上に腰をおろすことになった。
「寮の部屋から見えちゃいます」
「大丈夫。あの部屋から見てこの場所は死角だから」
海斗が先に座って、由香里の手を引き寄せた。
「砂がつくのがイヤなら、俺の膝に座っていいよ」
海斗は自分の膝を叩いた。
由香里にはまだ恥じらいがある。
「大丈夫です。重いから」
由香里は海斗の横に座った。
「重くないよ。俺、男だから全然大丈夫なのに」
海斗が由香里を抱き寄せた。
夜風に乗って海の潮の匂いがする。
海斗の香水と体臭が混ざってクラクラするほどいい匂いがした。
海斗は由香里の首筋にキスをしてから唇を寄せた。
海斗は由香里の胸を優しく撫でる。
服とブラの上から撫でられても気持ちよくて乳首が立っていた。
海斗は服の上から脇腹、背中、腰、太ももの内側、そして股間を手のひらで撫でるように愛撫した。
由香里の体は海斗に丹念に撫でられて全身が性感帯になるほど敏感になっていた。
「…ん」
由香里は太ももの付け根を優しく撫でる海斗の手を感じながら息を漏らした。
抵抗できないほど、パンツのなかはとろとろに濡れている。
ジェットコースターのように昇って落ちるようなオーガズムではなく、温かなお湯に浸かっているような快感のなかで漂っている。
もしかしたらすでに脳がイっているのかも知れない。
こんな感覚は由香里にとって初めての経験だった。
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