雇用主は、突然に (Page 3)
シャワーから上がった体からは、先ほど使った、ラベンダーのボディソープの匂いがほのかに香る。
下着を脱いでバスローブという指示だったが、先ほどのボーイが神城(かみしろ)様はランジェリーもご趣味だと言ったのをふと思い出した。
ランジェリーを着ると、その上にバスローブを着て、寝室のドアを開く。
中はうっすらと間接照明が付いていて、先ほどと同じラベンダーの香りがした。
彼は大きなベッドに座っていて、私がドアを開けたことに気がつくと、ベッドをポンポンと叩いた。
「ここに、寝転がって」
その言葉でこれから始まる行為を想像し、さっきまで落ち着いていた心臓がまたバクバクと鼓動を早めた。
言われた通りにベッドに恐る恐る上がり、ゆっくりと私は仰向けに寝そべった。
「経験が少ないんだから、ひとまず今日は気を楽にしてセックスを楽しもう」
彼はそういうと、優しい目を向けてゆっくり私に覆い被さると、唇にキスを落とす。
最初は啄み、唇の感触を味わうように。
そして、徐々に角度を変えながら、舌がゆっくりと唇の間から割り込まれる。
最後にキスをしたのはいつだっただろうか、久しぶりの濃厚なキスに、私は息をすることも忘れて、彼の舌の感触を味わった。
唇を離すと、はぁ、とお互いの吐息が漏れ、間接照明に照らされた彼は雄の表情をしていた。
バスローブの紐を解くと、そこに現れた私のランジェリー姿に一瞬驚き、そして興奮した様子でニコリと笑う。
「すごく、君は体が綺麗だね、とんでもない子だ」
バスローブだけをゆっくりと脱がせると、彼はランジェリーの薄いレースの上からゆっくりと私の胸を揉みしだく。
弾力を味わうようにゆっくりと撫でたり、上に持ち上げたり。
そして時々、彼の筋張った指が頂に触れ、私はムズムズとした感触が込み上げてくるのを感じた。
「感度が、上がって来たね」
彼は私の体の反応を見ながら、頂を指で軽くつまむと、そのままランジェリー越しに口に含み、弄ぶように舌で転がした。
「っぁ!」
自分のものとは思えない甘い声が口から我慢できずに漏れる。
彼は、そのまま乳首を責めながら、片手で太ももをゆっくりを撫で上げていき、そして私の割れ目の部分をゆっくりとなぞりあげる。
愛液が溢れてランジェリーが濡れてピタリと張り付いている感触が伝わってくる。
彼もその様子に気づいたのか、少し意地悪な声で、すごく溢れているよ、と囁く。
クチュリ、と水音を立てて、私の秘部は彼の指をすんなりと受け入れた。
膣の中が更なる刺激を求めて力が勝手に入り、指を締め上げてしまう。
「ふふ、私の指のことが大好きみたいだね、ここは」
ゆっくりと折り曲げられた指は私の気持ちのよいところを強弱をつけながら擦り上げた。
「ぁああ!」
「ほら、ここを擦ると奥からもっと溢れてくる」
「あ、あ、何か、来ちゃう!あぁ!」
尿意に近い感覚が込み上げて来て、頭が真っ白になる感覚と膣の収縮の後に、太ももに温かい液体がかかるのを感じた。
跳ねるような水音が部屋に響く。
「ふふ、吹きやすい体質みたいだね」
荒く息を吐く私を楽しそうに見つめながら、彼は私の中からずるりと指を引き抜いて、見せつけるようにぺろりと舐めた。
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