彼女の淫らスイッチ

・作

同棲中のラブラブカップルの休日のお話。休日にいそいそと家事をする亜子を見て愛おしくてたまらない。彼女のことが好きすぎてたまらない……そんな哲也は亜子を胸の中に閉じ込めて蕩けさせることにした。そんな恋人たちの甘いお話。

亜子と同棲を始めて三カ月、もうすっかり新しい生活にも慣れた。亜子と過ごす日常は楽しい。いつか結婚して家庭を築くとしたら亜子しかいない。

亜子は日曜日の休日で、慌ただしくリビングと台所を行き来していている。梅雨の中休みの晴れを有効に使おうと、洗濯かごを抱えて張り切っている。そんな様子を哲也はベッドに横になりながら見ていた。
 

「亜子、まだ早いから……ベッドでゆっくりしなよ」

「まだしなきゃいけないことがたくさんあるの。哲也はそこでゆっくりして?」

優しく微笑む亜子に、哲也は枕を抱きしめて大きな溜息をついた。せっかくの休日で予定もない。亜子と一緒に寝ていたい。後ろから抱きしめたい。キスして、ドロドロに溶かしてやりたい……そんな気持ちがわいてくる。

哲也は足音を立てずに近づき、次の洗濯物を洗濯機にセットしていた亜子を後ろから抱きしめた。長い髪をお団子にして、あらわになった亜子のうなじにキスをする。突然の刺激に亜子の口から上擦った声が聞こえた。それだけで嬉しくなる。そのまま耳たぶを舐めて、亜子の豊満な胸を手の中に収めると激しく揉んだ。

「あんっ……ちょ、ちょっと待って……哲也……んっ」

「亜子、気持ちいい?」

亜子の首筋に噛みつくようにキスをすると、亜子の顔がピンクに染まりだした。哲也は亜子を抱き上げるとそのままベッドへと戻った。

二人が乗るとベッドが軋む音が聞こえた。仰向けになり困ったように自分を見上げる亜子の瞳に欲情する。征服感、そして……亜子を壊してしまいたい願望があふれる。

亜子に覆いかぶさるとウエストの間から手をすべりこませ、優しく腹まわりを撫でる。亜子の体がビクつき、一気に鳥肌が立った。舌先をとがらせてヘソからみぞおちへと舌を沿わせると、亜子の甘い声が下りてきた。

快感に腰が浮くとズボンと下着を一気に下ろした。上半身はそのままで下半身は何も覆われていない。己の哀れな姿に亜子は羞恥心が湧き、顔を背けた。だが、その瞳は次に起こる何かに期待していた。

「腰浮かせて……やらしいな、亜子……もしかしてずっと待ってた?」

「そ、そんなことないよ、……きゃ!んあ、ああ……」

哲也は亜子の薄い陰毛に隠れた突起に触れると、焦らすように円を描き始めた。亜子は突然のクリトリスの愛撫に背中を反らせた。

亜子の弱い部分であり、最も亜子を淫らに変えるスイッチだ。亜子の表情が快楽に染まるのを見るのが哲也は好きだった。

人差し指と中指の二本で挟むと右に左に弾いてやる。そのたびに体を痙攣させる亜子はとてもかわいらしい。口は半開きのまま閉じることもしない。さすがに日曜日の昼間だ。喘ぎ声が聞こえてしまうと近所に迷惑がかかるだろう。

哲也は亜子の唇に口づけると舌で亜子の口内をすみずみまでなぞる。奥に隠れていた舌を絡めると亜子も応えた。いやらしい水音が部屋に響く。もちろんその間、クリトリスに置かれた手も休まない。亜子の甘い声は哲也の口の中に消えた。亜子の秘所はすでに熟れた果実のようだった。すでに体液で濡れ、その穴からはとめどなく愛液が漏れだしている。

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