秘密のマネジメント (Page 3)
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「んうっ…あ、やっ…あ…」
どうしても触れられると、腰が引けてしまう。
慎太郎の大きな手に尻を掴まれ、逃げることなど許されないのに。
ひっかくように慎太郎の指先がショーツに触れる。
じんわりと湿り気を帯びていることを確かめると、慎太郎は美沙の耳元に口を寄せ、低く囁いた。
「いれたい」
ひく、とお腹の奥が疼くのを美沙は感じていた。
もう何度も突き入れられては悶えさせられ、快楽を与えられ、最後には熱を注がれる場所。
美沙とて、この関係が決して良好なものとは思っていない。
慎太郎の思うがままにされていることなど、とっくの昔に気付いていた。
しかしそれでもやめられないのは、慎太郎を救いたいというエゴなのか、身体がすっかりこの快楽を覚えさせられてしまったからなのか。
「ど…うぞ…」
慎太郎の肩に手を置き、少しもたれかかるようにして美沙は答えた。
断る選択肢など、初めから無い。
美沙の答えを聞いてから、慎太郎は自身の熱を取り出した。
既に硬く太くなっているそれを、美沙の秘部へと押し当てる。
ショーツをずらしてお互いに濡れている場所を擦り合わせると、淫猥な水音が車内に響いた。
「これだけ濡れてたら一気にいけるかな?」
美沙の腰に手を添え、下へと重力をかけていく。
慎太郎の熱を少しずつ飲み込んでいく美沙の秘部は、いつも広げさせられることが困難に思える。
だが何度も身体を重ねていれば苦でもなくなるようで、今ではすんなりと受け入れることができるようになってしまった。
「あっ、あ、あっ…きて、ますっ…」
ゆっくりと確実に挿入は続いていき、やがて美沙は慎太郎の膝上にきちんと跨っているように見えた。
さっきまでと違うのは、二人が奥深いところで繋がっているということだった。
「はあっ…あ…おおきい…」
「美沙ちゃん、毎回それ言うよね。まあ、悪い気はしないんだけどさ」
薄く笑うと、慎太郎は狭い車内の動ける範囲内で腰を揺さぶり始める。
座っている状態なので軽く上下に揺さぶるくらいではあったが、それでも美沙の奥を小突くのはたやすいことだった。
「あっ!あ、あぅうっ…んあっ、あっ、あ、はあっ…」
慎太郎の胸元にもたれ、美沙は一方的に揺さぶられるだけだった。
腹の奥底から与えられる快楽に身を委ね、慎太郎に縋りつくしかない。
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