彼女はセックス依存症
彼女の白い腕には無数の傷がついていた。自傷行為を止めたい彼がしたことは…。痛みに生きている価値を見出した彼女は痛みを快感に変換され彼のセックスに溺れていく。リスカからのセックス依存…身体を支配され次は……。
ピリピリピリ…。
ベットに横たわる亜希は左腕を眺めていた。
ファンデーションテープが剥がされた腕には無数の切り傷がその白い腕に残っている。
馨はその中の1つ、何回も刻んだだろう、ケロイド状に盛り上がったその傷跡を愛しそうにねっとりと舐めた。
「今日はどんな気分」
「…ちょっと激しく…」
「なんか、あった?」
「…別に…」
「わかった、じゃ遠慮なく」
馨はベロリと傷をひと舐めして、亜希のショーツに腕を伸ばす。
「舐められただけで濡れちゃったの?」
「痛さより気持ちがいいことを教えてやるって言ったの馨でしょ」
「厭らしい身体だな」
「そうしたのは馨でしょ」
あどけなさの残る顔、しかしその瞳にはこれから始まる情事の期待で妖艶に輝いている。
「じゃ、遠慮なく」
ショーツを荒々しく取り払った馨は、反り返っていた自分の肉棒を一気に突き刺した。
「ッッく…」
「痛かった?」
「…くっ、るしっ、い…」
「苦しいのも痛いのも好きでしょ。今も入れただけでギュウギュウ俺の締め付けてるし」
長身で逞しい身体つきの馨。
それに見合った馨の肉棒は普通の女性には大きい過ぎる。
しかし、小柄な亜希の身体はソレを喜んで受け入れる。
亜希は痛みに対して強い。
幼少の頃より、自分勝手な親により無関心に放って置かれた亜希は寂しさを痛さで紛らわせていた。
腕のアムカの数は亜希の心の寂しさ、ケロイドはその深さを表している。
「そんな…ことない…も、ん…」
「そんなことあるんだよ!」
グリッ…。
馨は胸のポッチを強くつねる。
それが亜希の身体のスイッチとなり、痛さを快楽に変換した。
「あゝ…き、持ち…ぃぃ…」
「素直になったイイ子にご褒美」
チュッと亜希の唇にキスを落とす。
亜希は綻ぶような笑顔で両腕を広げもっととキスをせがんだ。
広げた腕をショーツに繋ぎ止め、馨は腰の位置はそのまま、奥を抉るよう動かしキスに応えた。
「ぃっっ…ぁぁ、…もっ、と…グリグリ…お、奥っ……」
「奥?もう届いてるだろ」
「もっ、と…ぉく…ぃ…たぃ…の…ぃぃの…気…持、ちっ、ぃっの…」
あまり没頭できないです。行為の最中の声の表現に違和感。
中二病ぽい さん 2021年3月26日